《大手企業から脱サラして人生の楽園を追求する自由な人に会う旅》
サラリーマンなら一度や二度は、脱サラを夢見たことがあるはず。思いはあるけど多くの人が行動に移せないのが本音ではないでしょうか。今回会いに行く野口さんも、家族を養いながら悩み葛藤し大手IT企業を飛び出した脱サラ組。
自分の進むべき道はどこにあるのか。会社を飛び出して本当にやっていけるのか。これからの人生に悩んでいる方にピッタリの旅です。あれこれと考える前に野口さんに会ってみることをオススメします。
こんな人におすすめ
・都会暮らしに違和感のある方
・脱サラ希望で踏み出せない方
・サバイバルな人生を送りたい方
・向村離都の思考がある方
静岡県賀茂郡東伊豆町
東伊豆町は、大川(おおかわ)・北川(ほっかわ)・熱川(あたがわ)・片瀬(かたせ)・白田(しらた)・稲取(いなとり)の6つの温泉郷を要する伊豆屈指の湯どころとして栄え発展してきた温泉の町です。
この企画は、1名様からお申し込みいただけます。ご希望の日程をお知らせいただき、現地確認後に受入の可否について、ご返信をさせていただきます。現地の都合により予約ができない場合もございますので予めご了承ください。
<会いに行く人>
自由人・農家 野口よし紀さん

「ここでは、これが日常なんですよ。」と海を眺めながら毎朝このベランダでコーヒーを飲むのが日課と話す野口さん。東京生まれ東京育ちで大学を卒業後、大手外資系コンピューターメーカーのエンジニアとして就職しました。
仕事は忙しく、夜遅くまでの残業はもちろん、休日出勤も珍しくない多忙な日々でした。仕事のストレス発散は、自然に触れるキャンプや登山が趣味で日本全国を巡るなど仕事も遊びも忙しく充実した暮らしを送っていました。
農家になると決心して会社を退職

ところが40歳を過ぎたあたりで「このまま定年まで、ずっとこの会社で働くのか?」と、組織に属す自分の姿が思い描けなくなり、趣味のキャンプや登山をしながら「いつか都会を離れてこんな田舎で暮らしたい。」と思うようになりました。この頃、田舎暮らしを紹介するテレビ番組「人生の楽園」が大好きで毎週欠かさずに見ていたそうです。
田舎暮らしを思い描くも、相変わらず忙しい日々を送っていた野口さん。そんな時に出会った一冊の本「奇跡のリンゴ」が人生の転機となりました。青森のリンゴ農家木村さんの生き方に衝撃を受けました。
全く畑違いの業界農業の事を色々と調べていくと段々と興味が湧いてきて、農業は身体が元気なら一生働ける職業、これを生業としてやってみたくなり家庭菜園もやった事の無いIT系のサラリーマンが、新規就農して農家になると決心したのです。
東日本の震災ボランティアで東北に何度も足を運ぶうちに「都会で消費するために働いてお金を稼ぐのではなく、生きていくために働くことにしよう」という思いが強くなり、ドキュメンタリー映画「幸せの経済学」を見たのをきっかけに遂に43歳で会社を退職しました。
自給自足の暮らしを目指し

退職後、品川の自宅から千葉の佐倉市の農家へ毎日通いながら有機農業の研修を受けました。朝から晩まで、土に触れる研修は、四六時中コンピューターに接していたこれまでとは180度異なり新鮮でとても楽しい時間でした。
1年の研修期間を終えると、移住の候補地探しをスタート。様々な候補地があった中で、東伊豆町で農業を活用した地域おこし協力隊の募集があることを知り応募。2016年春からの採用が決まり、稲取に移住することとなりました。
移住当初は、協力隊の仕事として伊豆産オリーブ栽培の活動をしながら、無農薬、無化学肥料で自家用の野菜作りや耕作放棄地だった田んぼを借り受けて、無農薬の米作りにもチャレンジしました。今後は、ご縁を頂いた東伊豆町で半分わさび栽培、半分オリーブ栽培をしながらこの土地に根を張って、シンプルな暮らしを続けて行くそうです。
野口さんとの出会い

野口さんとは、約6年前に都内で行われたイベントで出会いました。脱サラして稲取に移住したばかりだと言う野口さん。「奥さんやお子さんもいらっしゃるのに。単身赴任ですか?」と聞くと、品川の家に高校生と中学生の娘を残して夫婦で移住をしたとの事。(えー!!娘を置いて、夫婦だけで移住!?この夫婦ぶっ飛んでる。。。というのが第一印象でした。)
後に伺ったのですが、野口家の場合は獅子の子落としを実践し、教育方針の一環として親子が離れて暮らすことを選んだそうです。何をやるにもストイックな野口さん。地球にやさしい暮らしを徹底的に追求して生活の中にも色々と工夫をされています。自給自足の暮らし、有機農業家としてこれからの活躍が楽しみです。
野口さんからコメント
私は元々東京の人間なので故郷がありませんでした。近代化を目指し「向都離村」へ向かってきた日本が、最近ほんの少しずつ「向村離都」への風が吹いていて、地方には都会にはない可能性や創造性がたくさんあると移住者として実感しています。
水わさび生産現場体験

野口さんの仕事のひとつとして、水わさびの栽培管理をしています。静岡県は、全国でも屈指のわさびの産地。山深い綺麗な水が湧き出る沢でわさびの栽培が行われています。ご希望の方は、野口さんがわさび畑を案内してくれます。




【旅の目的とポイント】
○野口さんの人柄に触れ、明日への活力をもらいに行きます
○自らの力で生きて行くためのヒントを得られます
○受け身ではなく、積極的に質問やお話をしてください
【当日のスケジュール】
時 間 | 内 容 | 食 事 |
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13:00 | 片瀬白田駅集合 | |
13:15 | 『自己紹介と本日の目的など』 ・脱サラから移住までのお話 ・自給自足の田舎暮らしの魅力 ・収入面・副業や暮らしについて | |
14:00 | 『野口さんの仕事・暮らしの現場を体験』 ・静岡名物の水わさび栽培体験 ・オリーブ畑での体験 ・伊豆半島の農業事情全般のお話 ・循環型の暮らしに興味がある人へ (薪ストーブ・生ゴミコンポスト・温泉利用) など、参加者の希望により内容を決定します。 | |
16:30 | 終了 |
【ツアー詳細】
受入日 | 毎週日曜日又は月曜日(※土曜日は応相談) |
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参加費(お一人様) | 1名:7,700円(7,000円+消費税) 2名:6,600円(6,000円+消費税) 3名以上: 5,500円(5,000円+消費税) |
集合場所・時間 | 片瀬白田駅 13:00 ※ここで野口さんと待ち合わせ |
アクセス | 熱海駅乗り換えJR伊東線・伊豆急行利用 |
最少催行人員 | 1名(最大3名まで) |
持ち物 | 特になし |
キャンセル規定 | 30日前以降・・代金の20%、10日前以降・・代金の50%、当日または無連絡不参加・・代金の100% |
受付締切 | 参加希望日の7日前 |
お支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード(VISA、MASTER) ※詳細は、お申し込み後にメールにてご案内致します。 |
野口さんオンラインツアーの様子
野口よし紀(のぐち・よしのり)
1969年東京都生まれ。大学卒業後、大手コンピューターメーカーのエンジニアとして就職。農業の道を志し43歳で会社を退職。千葉県での農業研修を経て、東伊豆町の地域おこし協力隊に就任。協力隊の任務としてオリーブ栽培の管理運営を行う一方、無農薬、無化学肥料で自家用の野菜作りや米作りも行っている。毎朝、新聞配達の仕事もしながら、自給自足の暮らしを目指しストイックに奮闘中。