絶品の和牛が食べられる強面のオヤジが営む名店

この秋、岡山県の美作国(作州)へ何度かお邪魔しました。
美作国とは昔の名前で、今でいう美作市・勝央町・奈義町・美咲町・津山市・鏡野町・真庭市・新庄村・西粟倉村・久米南町を含む県北のエリアです。

仕事でご一緒させてもらったのは、勝央町・奈義町・美咲町・津山市・鏡野町・久米南町の皆さん。取材を含め3回ほどお邪魔をしたのですが、どこに行くにも津山市が便利ということで、毎回津山市に泊まる。

こちらの仕事でお邪魔しました

出張に行ったらその土地の人と触れ合って、美味しいものを食べたいよね。
しかし、昔から知らない店に一人で入るのが少々苦手。アローンが苦手。。。
なので、毎回夕飯の店を探すのも一苦労。
2回目は、マサが一緒だったから心強かったけど。笑

津山市には、江戸時代から牛肉を薬として食べる「養生食い」という文化があったそうで日本人の多くが食べていない時代に牛を食べていたらしい。

津山地域は古くから「養生食い」の習慣があると言われ、独特の牛肉文化を今に伝えている。 日本の畜産の歴史を紐解くと、古く律令制により官牧の全国的設置は文武天皇4(700)年に始まった。延喜兵部省式によると、牛牧設置は全国に11か国15牧あり、この中には備前国長島馬牛牧も含まれていた。津山では慶雲2(705)年に牛馬市場が開市されていたという。
津山市公式サイトより

そんな訳で牛を使った名物料理がいろいろとある。
・よめなかせ(心臓付近の太い血管壁でコリコリとした食感)
・そずり肉(骨つき肉を削いだもので鍋やネギポン酢で食べる)
・干し肉(旨味が凝縮した干し肉を焼いて食べる)
・ホルモンうどん(特製タレでホルモンとうどんを炒めた焼うどん)
・つやま和牛(ブランド牛)

よめなかせとそずり肉(ネギポン酢)
干し肉とホルモンうどん

名物料理なだけにどこの店でも大体食べられる。
毎回色々な店でこれらを食べて、その美味しさに酒が進む。
なくても進むけど。

そして津山3回目の夜。再びアローン。
そう言えば、つやま和牛に出会ってない!!と思い立ち店を探しても情報が出てこない。。。

よくある話で高級食材は、都会へ行ってしまい地元の人は食べないパターンか。
残念。

と歩いていると一軒の店のホワイトボードに目が止まる。
「当店は、主につやま和牛を使用しています。一度ご賞味あれ!!」

主に?ってことは、違う場合もある?
一度ご賞味あれ!!という軽いノリになんとなく引かれて入店。

入るとカウンター席に客が2名。
タバコを吸いながらその客と話している店主らしき人。

やっちまったかな。。。
取り敢えずビールを注文。
お通しはまあ普通。

女将さんらしき人につやま和牛あるんですか?と聞く。
ありますよ。何にしますか。

やったーーーー!遂につやま和牛に辿り着けた!
値段を聞くなんてヤボなことはせず、いろいろと注文してみる。

届いたお肉がこれ!!
口の中でとろける上質な脂の甘み。
なんて贅沢だ・・。

他にもつやま和牛のそずり肉やレバー、ホルモンうどん、地元の人でも滅多にお目にかかれない肉をたっぷりと味わう。

レバーハーフで出してもらいました。ごま油と塩で最高!

多くの他でつやま和牛を見かけないの何故か聞いてみると認定を受けた店だけが提供できるブランド牛らしい。

その定義は
1、生まれも育ちも津山
2、バランスの良いコストと肉質
3、肉質等級3以上
4、地元産の安心・安全肥育

この店は、もちろん販売指定店。
しかも、オヤジさんがかなりこだわって仕入れをしてるんだって。

つやま和牛認定証と店内

さんざん酔っ払って、お店の人とも仲良くなりました。
「おにいちゃん、旅行会社の人なら東京でうちの店の宣伝頼むよー。」
おにいちゃん、そんな力ありません。笑

野球の清原選手似のちょっと強面のご主人と気さくな奥さんが営む店。
気取らない雰囲気で、めちゃくちゃ美味い肉を出してくれます。

清原さんに似てますね!って言ったら、清原方がカッコ良いとのこと(奥様)

津山に行ったら絶対おすすめの店です。
お会計怖かったけど、意外とリーズナブルでした。

店は、津山市内「鉄板EBISU」
ちなみにエビスビールは置いてません。

つやま和牛に関する情報

番外編
その店で出会った(客)人がバーをやっていると言うことで、アローン2次会は近くのバーへ。
謎の「瓶チュー」なる飲み物をいただき、楽しい夜を過ごしてきました。

津山市民のソウルリカー

瓶チューを調べてみると発売元は、東京の会社なのに岡山県しかも津山市でダントツに売れている瓶入りのチューハイらしい。消費のほとんどが津山市なんだって!面白いね(^^)

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