「食べる、耕す、考える。ふくしま二本松東和食と農の親子塾」開催

2018年9月29日(土)ー30日(日)に、福島県主催 ふるさとの農林漁業体験支援事業 「食べる、耕す、考える。ふくしま二本松東和食と農の親子塾」を、福島県二本松市の あぶくま農と暮らし塾 との共同で開催しました。

いつもは(主に)大人向けツアーでお世話になっている福島県二本松市東和地区に、親子および子供のみのグループで訪問し、農業や食に関する体験・交流を通して福島県産農産物の生産・流通等への理解を深める旅です。なお親子向けに特化したツアーとしては、5月に開催したモニターツアーを含め2回目でした。

まず初日は、二本松市内から参加した親子約30名と一緒に、農家さんや農産物・加工品の生産・販売・流通に関わる方々から直接話を聞いたり、農業体験や料理体験をしたりしてきました。

はじめに、道の駅 ふくしま東和で、売られている野菜の安心安全についての取り組みの説明を受け、食品放射能測定器具の見学をさせていただきました。
消費者に安心安全な野菜を届けるためにいろいろ取り組んでいて、放射能測定を含む安心安全の5つの基準をクリアしたものに「げんき野菜」のシールを貼って販売している、といったお話を伺いました。

次に、有機農家の関元弘さんに、有機農業とは、野菜の旬とは、といったことを、子供にも分かりやすく丁寧にお話いただきました。
特に、有機農業は、雑草や虫を排除し、育てたい野菜だけがさびしく整然と並ぶような環境ではなく、虫や雑草が野菜と一緒に仲良くにぎやかに育つ環境だから元気で美味しくなるんだよ、という話は印象的でした。
また関さんの奥様、関奈央子さんには「この野菜の旬はいつ?」「何の野菜の葉っぱかな?」を当てる食育クイズを行っていただき、大人も子供も楽しく学びました。

その後、実際に関さんが野菜を育てている農園「ななくさ農園」に移動し、畑でいんげんの収穫を体験させていただきました。

夕方から木幡山隠津島神社の参宿所に移動し、調理体験を行いました。収穫したばかりのインゲンを切ったり、地元産の小麦に水を混ぜてこねてナンを作ったりしました。料理研究家 武田みどりさんのスペシャルレシピのキーマカレーと一緒に、みんなでワイワイ試食会はとても盛り上がりました。
現地参加の親子とも溶け込んで笑顔と会話が弾む、とても楽しく学びの多い一日となりました。

県内参加者が帰った後はずいぶん寂しくなりましたが、新鮮な地元野菜主体の美味しく健康的なお料理をみんなで楽しみました。

 

2日目はみんなちゃんと早起きし、神社の遙拝殿にて正座会。外の雨音しか聞こえない朝の静寂の中、10分間心を無にしての正座会は、本当に心が澄み渡るような時間でした。その後禰宜さんから、農産物や食べ物に感謝することについて、分かりやすくありがたい話を聞かせていただきました。学校の朝礼で先生から聞かされる話と比べ、圧倒的に子供たちの心に響いたのではないかと思います。(先生、引合いに出してスミマセン。。。)

お昼からは、1日目に訪れた 道の駅 ふくしま東和 を再び訪問しました。
事務局長の武藤正敏さんから、NPO法人 ゆうきの里と道の駅の震災・原発事故以降の話を伺いました。
当時現地はどのような状況だったか、農家さんや農産物販売所は放射能汚染や風評被害に対してどんな思いでどんな取り組みをしてきたか、またどんな研究・調査が行われてきたかなどを詳しくお話していただき、現地に足を運ばないとなかなか知ることのできない、貴重なお話を伺うことができました。

またその後、線量計を使った空間放射線量測定体験を行いました。事故直後の高い線量から今の関東とほとんど変わらないレベルの線量に変わってきた話、また今でも周りより少し線量が高いポイントがあるなど、見た目では分からないことを可視化して理解することができ、親子ともども、貴重な体験の機会をいただきました。

夜には大型台風が関東に接近するということで、名残惜しい旅も、予定よりやや前倒しで帰路に就くことになりました。

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