《伊豆半島で古代米とハーブを生業とするお百姓さんに会う旅》
コロナ禍で様々な価値観や暮らし方が大きく変化する中、一足先に持続可能な暮らしや生き方を実践している人たちがいます。田畑を耕し、仲間と酒を酌み交わし、自然と共存しながら生き生きと暮らす彼らに惹かれるのは私だけでしょうか。
この旅では、伊豆半島の西側に位置する松崎町で農業を営み6次化にも挑戦しているとんび農園の鈴木さん(とんびさん)に会いに行きます。脱サラをして、田舎暮らしを楽しみながら自給自足の暮らしをするとんびさんから生きる力を学びます。
こんな人におすすめ
・自給自足の生活に興味がある方
・脱サラ農業に興味がある方
・都会と田舎の2拠点生活に関心のある方
・都会暮らしに違和感のある方
静岡県賀茂郡松崎町
松崎町は、静岡県の伊豆半島西側にある人口6,000人ほどの小さな町。「なまこ壁」や「美しい棚田」があり情緒溢れる雰囲気です。「日本で最も美しい村」に認定されている日本の原風景を残す町です。
この企画は、1名様からお申し込みいただけます。ご希望の日程をお知らせいただき、現地確認後に受入の可否について、ご返信をさせていただきます。現地の都合により予約ができない場合もございますので予めご了承ください。
<会いに行く人>
伊豆松崎とんび農園 鈴木茂孝さん

「自分で食べるものは、自分でつくりたいと思った。」そう農業をはじめたきっかけを話してくれたのは、伊豆松崎町に移住して今年で24年目を迎えたとんび農園の鈴木茂孝さん。東京出身の鈴木さんは、大学を卒業すると農林水産省へ入省。3年ほどサラリーマンとして働いたところで、農業をやりたいという思いが強くなり25歳で退職。その後、埼玉や長野で有機農業について学び、自分の理想とする暮らしを実現するための準備を始めました。
道に迷って運命の出会い。

どこで農業を始めようかと移住先を探している時にたまたま松崎を訪れました。その時、子供たちが川で楽しそうに遊んでいる光景を目にして「今どき川で遊ぶ子供がいるなんて良い町だな。」と何とも言えない懐かしいような、温かい気持ちになりました。

しばらく車を走らせると徐々に道が細くなり、遂には行き止まりに。「どちらさまでしょうか。」ちょうどそこにあった自然食の宿のオーナー秋山さんに声を掛けられました。色々とお話しをすると「今何やってるの?良かったらうちで働かない?」誘われるがまま住み込みで働き始めました。半年ほど松崎で暮らすうちに、川で子供たちが戯れ、海と山に囲まれ温泉の湧き出るこの場所が大好きになっていました。
百の仕事ができるから百姓

ここに住むと決めた鈴木さんは、「田舎暮らしの本」で知り合った松崎在住の方に連絡を取り、築150年以上という古民家を安く借りられることに。田んぼも畑も貸してもらい農家としての人生をいよいよスタートしました。都会に居たころ、一人では何もできなかった自分を変えたかった。と振り返る鈴木さん。

自分の力で、何でもこなす百姓になろうと思った。「百の仕事ができるから百姓って言うんですよ(笑)。」自分の思い描いた理想の暮らしを実現するため、日々「百姓力」を磨いています。

農業をはじめた当時は、稲作の他に無農薬野菜セットの販売や養鶏で卵の出荷も行っていました。売上も順調に伸びてきたのですが、あまりの忙しさから自分の体が持たないと考え野菜セットの販売を断念。稲作と養鶏の2本柱で事業の再構築を進めている時、レモングラスと出会いました。
伊豆松崎レモングラス工房設立

町の特産品を作りたいという思いから、2011年に伊豆松崎レモングラス工房を設立。レモングラスは、付加価値が付けやすく耕作放棄地の有効活用にも繋がっている。レモングラスを使った様々な加工品も販売しており、都内のカフェやショップでも人気となっています。現在は、稲作とレモングラスを中心に農業を展開しています。
【旅の目的とポイント】
○とんびさんの人柄に触れ、明日への活力をもらいに行きます
○自らの力で生きて行くためのヒントを得られます
○受け身ではなく、積極的に質問やお話をしてください
【当日のスケジュール】
時 間 | 内 容 | 食 事 |
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13:00 | 松崎バスターミナル集合(東海バス) | |
13:15 | 『自己紹介と本日の目的など』 ・とんび農園の説明 ・脱サラから農業を始めたきっかけ ・新規就農からこれまでの道のり ・自給自足の田舎暮らしの魅力 | |
14:15 | 『農業の現場を体験』 ・古代米の田んぼ ・レモングラスの圃場 で実際の農作業なども体験して頂きます。 | |
15:30 | 『楽しく生きて行くヒントをもらおう!』 ・あなたにもできる農を感じる生き方 ・農のある暮らしや生活 ・都会と田舎の2拠点生活について ・農業の6次化、商品開発のコツ ※聞きたいこと興味のあることをお知らせください! | |
16:30 | 終了 |
【ツアー詳細】
受入期間 | 通年 |
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参加費(お一人様) | 1名:16,500円(15,000円+消費税) 2名:13,200円(12,000円+消費税) 3名以上:11,000円(10,000円+消費税) |
集合場所・時間 | 松崎バスターミナル(東海バス)13:00 ※こちらでとんびさんと待ち合わせ |
アクセス | 三島駅、修善寺駅、伊豆急下田駅の各駅から東海バス利用 |
最少催行人員 | 1名(最大3名まで) |
持ち物 | 特になし |
キャンセル規定 | 30日前以降・・代金の20%、10日前以降・・代金の50%、当日または無連絡不参加・・代金の100% |
受付締切 | 参加希望日の7日前 |
お支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード(VISA、MASTER) ※詳細は、お申し込み後にメールにてご案内致します。 |
とんびさんオンラインツアー
とんびさんってどんな人?お申し込みの前にぜひ動画をご覧ください。
松崎町の風景
鈴木茂孝(すずき・しげたか)
1970年9月東京都生まれ。宇都宮大学農学部卒。1992年農林水産省入るも、「自分で食べるものは自分でつくりたい。」という思いから、1995年新規就農を決意して農水省を退職。埼玉で有機農業について学び、長野では農家でアルバイトとして働き修行。1998年運命の出会いもあり松崎へ移住。以来、アイガモ農法による古代米(赤米・緑米・黒米)作りや平飼いによる養鶏飼育、無農薬野菜など自然に負荷をかけない農業を続けている。6次化を推奨し自らも農産物の加工品に力を入れている。自宅前の田んぼを埋め立てて自分の加工場を現在建設中。何にでも挑戦するチャレンジ精神と松崎への愛情から農業だけに飽き足らず、2019年4月松崎町議会議員となり、移住促進や新規就農、伝統産業の継承問題に取り組んでいる。
とんび農園代表
松崎町農業委員
農業振興会後継者育成部会 部会長
松崎レモングラス工房 代表
松崎稲作塾 代表