【11月23日】老舗酒蔵の杜氏と南魚沼の伝統文化に触れる旅

《南魚沼を代表する2つの酒蔵と伝統文化に触れる2日間》

ツアー催行決定(残席わずか)

今回は、新潟県南魚沼市の酒蔵の杜氏と奈良時代から続く織物、旧家が守り続ける絶品のクリームチーズ粕漬けの生産者を訪ねます。日本酒好きの間で知る人ぞ知る銘酒「鶴齢(かくれい)」を醸している青木酒造で、杜氏さんから酒造りのお話と蔵を特別に見学。夜は杜氏さんを囲んで鶴齢飲み比べの宴会。翌日は、八海山で知られる八海醸造の杜氏さんと明治時代の屋敷で昼飲み懇親会。今回もかなり贅沢なあうたびになりました。

<今回会いに行く人>
青木酒造 杜氏 今井隆博さん
やまだ織 代表取締役 山田千晴さん
八海醸造 杜氏 南雲重光さん
今成漬物 今成正子さん
他、地元の方々にもご参加頂きます。

旅行代金:33,000円(会員価格あり)
詳しくは下記をご覧ください。

あうたびは、人に会うことをテーマにした旅です。その土地の人に会い、美味いもの食べて、一緒に酒を飲み、交流する旅です。企画の前に何度もその土地を訪れ、取材をして打ち合わせを重ね信頼関係を築いた上でツアーを開催しております。普通のツアーでは決して体験することの出来ない地元の人々との交流や特別な体験をお楽しみ下さい。

【酒は奥が深すぎます】青木酒造 杜氏 今井隆博さん

今井隆博 杜氏
今井隆博 杜氏

「一人前の杜氏になるには、30年は必要ですね。酒造りは奥が深すぎます。」そう話すのは、新潟県南魚沼市にある青木酒造の今井隆博 杜氏。青木酒造は、1717年から続く老舗酒蔵で300年以上の歴史があります。

新潟のお酒は、淡麗辛口と表現されますが、青木酒造のお酒は淡麗でありながらお米の旨味をしっかり感じられる淡麗旨口。代表銘柄の鶴齢という名前は、「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」で知られている江戸時代の随筆家「鈴木牧之(すずき・ぼくし)」が命名したそうです。そんな歴史ある酒蔵の今井杜氏に色々とお話しを伺いました。

『杜氏について』
日本酒の醸造方法とその管理方法は、世界でも類を見ないほど複雑にして精巧です。この技術を継承してきたのが杜氏であり、現在では酒造りを行う技術者を酒造技能者と呼び、酒蔵の長を杜氏、その他の技術者を蔵人と総称して区別しています。杜氏は、酒造りの責任の他、蔵人を総括し蔵内酒造現場の管理も行っています。杜氏とは全ての酒造技術面のエキスパートであるばかりでなく、統率力、判断力、管理能力にひいでた人格者、ジェネラリストであることが要求されるため、蔵人になれば、誰もが杜氏になれるとは限りません。(引用:日本酒サービス研究所)

中学生の頃から職人になりたかった

青木酒造の店舗(牧之通り)
青木酒造の店舗(牧之通り)

新潟県南魚沼郡塩沢町(現・南魚沼市塩沢)で姉と妹の三人兄弟で育った今井さん。中学生の頃から高校を卒業したら大工さんや左官屋さんのような職人になることが夢でした。高校生の時にたまたま近所の知り合いが、青木酒造の卸問屋で働いていたのがきっかけで青木酒造でアルバイトを始めました。

夢である職人の仕事とは少し違いましたが、卒業するとそのまま青木酒造に就職。しばらくの間、お酒を販売する営業として働いていました。当時の青木酒造は、地元を中心にお酒を製造販売している会社で決して大きな酒蔵ではなかったそうです。

杜氏制度の崩壊

三国街道塩沢宿牧之通り
三国街道塩沢宿牧之通り

今井さんが青木酒造に入社して17年が過ぎた頃、日本の多くの酒蔵で杜氏集団による酒造り(杜氏制度)の崩壊が始まりました。もともと杜氏集団は、農漁村の人達が冬場の現金収入を得るために出稼ぎとして酒造り職人をしていました。

日本の近代化が進む中で、厳しい冬場に故郷を離れて酒造りをするより地元の工場などで働く方が遥かに楽だということで酒造り職人になる人は年々減少。また、既存の職人達も高齢化が進み出稼ぎによる酒造りから通年雇用の社員による酒造りへと時代は変わって行きました。

そのような時代背景もあり、いよいよ念願の職人になるため酒造りの道へ進むこととなったのは、今井さんが35歳の秋でした。職人の仕事はとにかく見て覚えるしか無く、できないと怒られ遅くてもまた怒られるという事の繰り返しだったそうです。

『杜氏集団』
統率された出稼ぎ酒造技師集団を杜氏集団と呼ぶ。有力な杜氏集団としては丹波、但馬、能登、越後、南部など全国に約30の杜氏集団が記録に残る。

酒蔵の最高責任者「杜氏」就任

蔵人に指示を出す今井杜氏
蔵人に指示を出す今井杜氏

前任の杜氏さんは、30年かけて酒造りを学んだそうです。その杜氏さんから「お前は10年で覚えろ」と言われて無我夢中で酒造りを勉強してきました。さすがに10年で杜氏の仕事を覚えるのは厳しく、酒造りを学んで18年目で杜氏に就任。何代目の杜氏かはハッキリとわからないそうですが、青木酒造の社長は12代目だそうです。

毎年、米の出来も違えば、気候も異なる。データやマニュアルは一切持たず「自分の目で見て判断することの大切さ」を日々蔵人達に伝えています。マニュアルが無いと何もできない蔵人になって欲しくないとの願いからだそうです。

酒造りに携わって25年「まだまだわからない事が多い。今年の米は、今までで一番難しい米だった。」と話す今井杜氏。また飲みたくなる酒を目指し一切手を抜かず、労も厭わず小さい仕込みに想いを込める。

【青木酒造・今井杜氏のこだわり】
1、米と水の温度を合わせて仕込むことで、米のストレスを極限まで減らす。
2、全ての作業は人の都合ではなく、酒の都合に合わせる。
3、巻機山の伏流水と契約農家の契約田んぼの指定米を使用。

毎年8月から翌年6月まで8500俵35種類の酒を11人で造っています。

取材を終えて

今井杜氏(右)あうたび唐沢(左)
今井杜氏(右)あうたび 代表唐沢(左)

初めて青木酒造さんへお邪魔した時の印象は、とにかく皆さん元気が良いな〜。「こんにちは!」見学の要所要所で蔵人の方が手を休めて気持ち良く挨拶してくれます。そんな明るく元気な蔵の雰囲気から、ここの酒が美味いのもすぐに納得。やはり良い仕事をしているか否かは、そこで働いている人の態度や職場の雰囲気に表れるものです。

最高責任者である今井杜氏が特に大切にしているのは人と人の和合。「杜氏だからって怖い顔をしていたら若い人たちはついて来ないよ。」と優しい笑顔で話す今井杜氏の流儀は、『蔵内は全員呼び捨て禁止』『自分だけで決めず皆で相談をする』『お昼ご飯も休憩も皆が揃うまで待つ』『全員禁煙』。そんな厳しくも優しい杜氏の下、皆さん仲が良く、お酒の話でいつも盛り上がっているそうです。

青木酒造のホームページにも「杜氏や蔵人、酒米を栽培する農家の人々ら『造り手』、酒屋や料理店などの『売り手』、鶴齢を愛飲してやまない『呑み手』による和合によって、良い酒は生まれると考えている」とあります。

今井杜氏に一番好きなお酒とおつまみをお伺いしたところ、「鶴齢本醸造(熱燗)と我が家の煮物」だそうです。これからも今井杜氏の醸すお酒に期待しています。

【1日目】13:00 青木酒造 杜氏 今井隆博さん

「我住む魚沼郡は日本第一に雪の深く降る所なり『北越雪譜より』」魚沼出身の随筆家・鈴木牧之の故郷として知られる塩沢に創業300年を迎えた青木酒造はあります。今井杜氏の案内で蔵の中を見学し、酒造りのお話、こだわりなどを伺います。

隠すことは何も無いという今井杜氏。造り真っ只中の蔵の中を隅々まで案内してくれます。現在、次の杜氏へ引き継ぎをしているので、今井さんのお酒が飲めるのもあと少しかもしれません。貴重な時間をお楽しみ下さい。
※一般の方の酒蔵見学は行っておりません。

15:30 やまだ織 代表取締役 山田千晴さん

塩沢で織物が栄えたのは、半年間も雪に閉ざされる農家の主婦が冬場にできる生業として最適だったこと、長い冬を黙々と耐え忍ぶ生活習慣による越後人特有の我慢強い性格、手先の器用さなどが理由といわれています。他にも麻の原料となる苧麻(ちょま)の栽培に適していること、織物に適した湿度などがあげられます。

創業1913年(大正2年)の塩沢の織物メーカー やまだ織を訪ねます。和服の似合う千晴社長から織物の歴史などをお話いただきます。こちらでは日本で一番最初に重要無形文化財に指定された織物『越後上布』の技術を継承して『本塩沢』『塩沢紬』『平塩沢』『夏塩沢』などの絹織物を製造販売しています。

18:30 今井杜氏を囲んで懇親会

夜は、宿に今井杜氏をお招きしての懇親会です。自慢の鶴齢を解説付きで飲み比べ。地元限定の鶴齢や門外不出のお酒など、どんな鶴齢が飛び出すかお楽しみに。夕食は、地元南魚沼で採れた野菜を中心とした優しい田舎料理の夕食です。

栃窪温泉 銀峰閣月乃湯
今回もお世話になるのは、塩沢市内から車で15分程山の中へ入った栃窪地区にある銀峰閣月乃湯さん。ご主人の笛木さんとそのご家族が切り盛りする温泉民宿です。宿泊客にはリピーターも多く、冬場はスキー客で賑わいます。こちらの宿に今井杜氏をお招きして、大広間で懇親会を行います。温泉や地元の田舎料理を楽しめる心温まる素敵な宿で、笛木さん一家の優しい人柄に心が癒やされます。また、提供される料理の味とボリュームには、いつも驚かされます。

【2日目】9:30 八海醸造 杜氏 南雲重光さん

2日目は、南魚沼を代表するもう一つの蔵元 八海醸造を訪ねます。言わずと知れた八海山で有名な蔵元です。今回は、特別に酒造り歴45年の南雲重光 杜氏(常務取締役)により、酒蔵(第二浩和蔵)や雪室、その他の魚沼の里の施設をご案内いただきます。(仕込み作業の関係上、ご案内が南雲杜氏以外の杜氏になる場合もありますのでご了承下さい。)
※酒蔵の一般見学は、行っておりません。

11:30 八海山杜氏を囲んで懇親会

昼食は、明治時代のお屋敷を改装した完全予約制の郷土料理店「欅苑(ケヤキエン)」にて、杜氏に解説をいただきながら八海山を味わい、極上田舎料理のフルコースを楽しみます。前回は、ワイングラスで八海山「あわ」などプレミアムなお酒を楽しみました。今回、どんなお酒が出てくるかお楽しみに。
欅苑詳細 食べログ旅ぐるたび

13:30 今成漬物 今成正子さん
今成正子さん

100年以上続く伝統の漬物「山家漬」の製造蔵へ。パリパリとした食感の越瓜(こしうり)、しっとり濃厚なわらびなど、地元の野菜を八海山の純米吟醸の酒粕で漬け込んだ「山家漬」。山家漬とは、越後の文豪会津八一(あいづやいち)が名付けたそうです。今成家で受け継がれてきた伝統の味は、創業当時からほとんど変わらない製法のため、大量生産はできません。知る人ぞ知る絶品漬物です。

漬物蔵やこだわりの製造方法などを見学させて頂きます。正岡子規とも縁のある今成家の代々続く旧家としての歴史についてもお話を伺います。お宝級の所蔵品の数々もお披露目していただきます。

時 間内 容食 事
11月23日(
8:30池袋駅集合(高速道路にて塩沢へ)
途中のサービスエリアなどで、各自昼食となります。早めに到着できたら、名物へぎそばを食べましょう。
13:00「鶴齢」で知られる創業300年の青木酒造へ
今井杜氏による酒造りのお話、杜氏自ら仕込中の酒蔵内をご案内いただきます。
酒造りの工程を順を追って見学して行きます。
※通常は、見学も仕込中の蔵に入ることもできません。
15:30大正2年創業のやまだ織へ
山田千晴社長から、越後上布をはじめ塩沢の織物の歴史などお話いただきます。
やまだ織では、『本塩沢』『塩沢紬』『平塩沢』『夏塩沢』などの絹織物を見学する事ができます。
機織り機に実際に触って、機織り体験もできます。
18:30今井杜氏をお招きして懇親会
吟醸酒から純米酒、杜氏が好む本醸造の熱燗までたっぷりと鶴齢の飲み比べ。
極上の南魚沼産コシヒカリ、地元の野菜や旬のものを使った田舎料理などお楽しみ下さい。
夕食
21:00頃懇親会終了
今井杜氏をお見送りした後、2次会も行います、元気のある方は是非ご参加下さい!
11月24日(
07:30地元の食材を使った朝食
もちろん南魚沼産コシヒカリの新米です
朝食
09:30「八海山」で知られる、八海醸造株式会社へ
杜氏の案内で八海山を醸造している「第二浩和蔵」を見学。
雪室を体感した後は、試飲コーナーへ。
※通常は、醸造工場内の見学は行っておりません。
11:30明治時代のお屋敷で杜氏を交えた懇親会
八海山の杜氏をお招きして、昼食懇親会。
明治時代のお屋敷を利用した「欅苑」にて、郷土料理の昼食をお楽しみ下さい。
もちろん八海山をお昼から飲みます。
昼食
13:30100年以上続く老舗「今成漬物店」へ
知る人ぞ知る絶品の漬物「山家漬」の熟成蔵などを見学させていただきます。
今成邸にお邪魔して、旧家の伝統と歴史などのお話も伺います。
18:00頃池袋駅で解散

※時間は目安となります。内容に関しても現地事情や進捗状況により、適宜変更をさせていただく場合がございます。

旅行代金33,000円(会員価格30,000円)
※現地集合の場合、5,000円割引
料金に含まれるもの往復交通費、宿泊代金、食事代金(朝1回、昼1回、夜1回)、懇親会費(お酒代含む)、見学受入費、旅行傷害保険
※個人的な費用以外は、基本的に全て含まれております。
集合場所池袋駅
集合時間8:30
現地集合の場合塩沢駅 12:45集合
<鉄道の場合>
東京(10:56発)→ Maxとき363号 →越後湯沢(12:11着/12:15発)→上越線→塩沢(12:32着)6,990円
宿泊先銀峰閣(※男女別相部屋
最少催行人員10名(最大受付人数:15名)
ツアー催行日の14日前までに最少催行人員に満たない場合、ツアーを中止させていただきます。
キャンセル規定14日前以降・・代金の20%、3日前以降・・代金の50%、無連絡不参加・・代金の100%
受付締切催行日の10日前 ※定員になり次第締め切らせて頂く場合もございます。
あうたび会員について現在会員制度の準備中のため、過去にあうたびにご参加をいただいた方を会員とさせていただいております。
特に登録や年会費等は不要です。

今井隆博(いまい・たかひろ)杜氏
1958年4月20日 新潟県南魚沼市(旧南魚沼郡塩沢町)生まれ。地元の高校を卒業後、1976年4月青木酒造入社。青木酒造の卸問屋でお酒の販売に従事する。1993年10月青木酒造のお酒の製造部門へ移動。18年間酒造りについて学び、2011年7月杜氏に就任。現在7作り目。県内外の蔵とも連絡を取り情報収集も欠かさない。常にアンテナを高くし、前年より少しでも美味い酒を造ることに全力を注いでいる。

【旅行企画・実施】
あうたび合同会社(東京都知事登録旅行業第2−7472)
東京都北区赤羽1-59-8ヒノデビル4F
電話:03-6356-4461
担当:唐沢
info@autabi.com

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