桜が満開の福島県二本松市にて、あうたびモニターツアーを無事開催しました。
天候にも恵まれ、大勢の皆様にご参加をいただき無事に終えることができました。
今回の企画は、1200年以上の歴史ある地元の「隠津島神社」の宮司さんにあうたびと、ぶどうの苗を植え付ける「ぶどう定植ツアー」の2企画を同時開催となりました。
まずは、隠津島神社62代目宮司の安部匡俊さんを訪ねました。「ようこそ遠いところまで、お越しくださいました。お茶でもどうぞ。」安部宮司と奥様の千江子さんが出迎えてくれました。
神社の歴史や言われなど色々とお話しをいただき、その後、広い境内をご案内していただきました。境内は、とても広いため手水舎のある場所までは、車で移動。お参りの所作など説明を聞き、歩いて本殿を目指します。
境内には、神仏混淆の社となった頃の銅鐘があったり、本社の他に10の末社(小さな社)があり、それぞれの神様がお祭りされています。この鐘は、大変貴重なものと言う事で戦時中も大切に保管されていたそうです。神仏分離令により神社から離されましたがその時の鐘の音色があまりにも悲しそうだったため、再びこの地へ戻されたそうです。
参拝を終えて社務所へ戻り、神様についてのありがたいお話し(古事記のお話など)を聞き、その後、御幣束作りを体験しました。御幣束とは、昔から神様が宿るものとして、神棚や井戸端、神様の前にお供えしているもの。ちょうど着物のように見えるので神様の着物として年に一度新しいものと取り替えます。
立ち寄り湯で汗を流したら、いよいよお待ちかねの懇親会へ。ぶどう定植ツアーの前泊プランのお客様も合流し、宮司さんや農家さんを交えた宴会の始まりです。手作りの田舎料理、なめこのピザ、地ビール、ワイン、地酒をたっぷり満喫しました。
翌朝、快晴の下ぶどうの定植作業(苗木を植え)。3年後にワインができるという思いに皆さんわくわくしながら作業を行いました。ぶどうの品種は、「ビジュノワール」という品種です。あまり聞き慣れない品種でしたが、2006年に栽培し易い赤ワイン用のぶどうとして開発されたそうです。
農作業の後は、手作りピザとワインを満喫!他にもカレーライス、焼き鳥などもあり皆さんお腹いっぱい食べました。ワイナリーならではの生シードルをサーバーで提供していただきました。
ワイナリー見学、ラッパ隊の活動で遅刻した関さんからも色々なお話しを聞くことができました。
今回も沢山の方にご参加をいただきました。また、地元の皆様にも多大なるご協力をいただきました。ご参加の皆様、地元関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
また、田舎の人と都会の人が繋がる企画になりました。この出会いから色々なことが起こることを心より願っています。