浪江を想う人たちと出会い、町の歩みと未来を訪ねる旅

この旅は、決まった日程で催行するツアーではなく、お客様のご希望に合わせて実施するオーダーメイドの旅です。地域の皆さんの暮らしや仕事のリズムに合わせて、日程や内容を調整しています。まずはお気軽にご相談ください。

目次

日々の仕事を通して、想いを未来へつなぐ人たちがいます。

酒を醸す人。焼き物をつくる人。海を守る人。畑を耕す人。それぞれが自分の仕事と向き合いながら、この町で新たな日常を育み、浪江の未来をつくっています。

この旅では、東日本大震災と原発事故の記憶が残る場所を訪ねるだけでなく、その土地で暮らす人たちと出会い、仕事や暮らし、そして一人ひとりが描く浪江の未来に触れます。夜は同じ食卓を囲み、お酒を酌み交わしながら語り合います。

人との出会いを通して見えてくるのは、数字や報道だけでは知ることのできない浪江町の今です。

<この旅で体験できること>

  • 蔵元杜氏と震災遺構や酒蔵跡を訪ねる
  • 酒蔵を見学し、酒造りと故郷への想いに触れる
  • 工房や漁港を訪ね、この町で生きる人たちに出会う
  • 生産者を訪ね、浪江の農業や新たな挑戦を知る
  • 地元の食材と日本酒を囲み、浪江の人たちと語り合う

この旅を案内する浪江の人たち

酒を通して人をつなぐ蔵元

鈴木酒造店 代表取締役 鈴木大介さん

浪江町請戸地区で江戸時代から酒造りを続けてきた鈴木酒造店。代表銘柄「磐城壽」は、港町・請戸で大漁や祝い事のたびに酌み交わされ、地域の人々に長く親しまれてきました。東京で学び、奈良の酒蔵で修業を積んだ鈴木大介さんは、1999年に故郷へ戻り、家業の酒造りを受け継ぎました。

2011年の東日本大震災では、津波によって酒蔵はすべて流失し、原発事故により山形県長井市への避難を余儀なくされました。それでも、「浪江の酒を待っている人がいる」という声に支えられ、長井市で酒造りを再開。そして2021年、念願だった浪江町での酒造りを再びスタートさせました。現在は浪江と長井、二つの蔵を行き来しながら酒を醸し続けています。

鈴木さんが目指しているのは、お酒を造ることだけではありません。「浪江のことを知ってもらうには、来てもらうのが一番」。その想いから、生産者や料理人とともに食のイベントを開催し、町の魅力を伝え続けています。お酒は人をつなぎ、喜びを分かち合うためのもの。それが鈴木さんの変わらない信念です。

この旅では、鈴木さんとともに浪江の町を歩きます。震災遺構や酒蔵跡を訪ね、震災当日の出来事やその後の歩み、酒造りへの想い、そしてこの町で暮らし続ける人々への想いを伺います。その後は鈴木酒造店浪江蔵を見学し、酒造りへのこだわりや新たな挑戦に触れます。

夜は地元の食材と日本酒を囲みながら、鈴木さんと同じ食卓を囲みます。浪江のこと、酒のこと、そしてこれからの町について、ゆっくりと語り合う時間です。

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もっと鈴木さんのことを知りたい方へ
鈴木さんのこれまでの歩みや酒造りへの想いは、「あうたび人」で詳しくご紹介しています。
▶︎ 記事はこちら

請戸の海と魚の魅力を未来へつなぐ水産会社

柴栄水産 代表取締役 柴 強さん

1897年創業の柴栄水産は、浪江町請戸地区で100年以上にわたり水産業を営んできた老舗です。市場では「いちます」の名で親しまれ、仲卸業だけでなく鮮魚店や飲食店も展開し、請戸の魚を全国へ届けてきました。

東日本大震災では、事務所や加工場、店舗などすべてを失い、9年間にわたり事業を休止。それでも「市場を再開するためには、誰かがやらなければならない」「自分たちの代で暖簾を下ろすわけにはいかない」という想いから、2020年に事業を再開しました。

柴さんが目指しているのは、会社の再建だけではありません。請戸漁港で水揚げされる「常磐もの」の魚の魅力を伝え、漁業とともに浪江の町を元気にしていくことです。「会社の次は、町を立て直したい。」そんな想いを胸に、若い世代とともに新しい市場づくりに取り組んでいます。

この旅では、柴さんの案内で水産加工施設などを見学します。築地市場でも高く評価されていた請戸の魚の魅力や、震災後の漁業の歩み、そして浪江の海にかける想いを伺いながら、この町に息づく海の文化に触れていただきます。

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大堀に窯の火を灯し続ける陶芸家

大堀相馬焼 陶吉郎窯 近藤 賢さん

江戸時代から続く大堀相馬焼「陶吉郎窯」に生まれた近藤賢さん。幼い頃から父・学さんの背中を見て育ち、大学で陶芸を学んだ後、栃木県益子町で修業を積み、家業を継ぐため故郷へ戻りました。しかし、その翌年に東日本大震災と原発事故が発生し、大堀地区は帰還困難区域となります。避難先でも作陶を続けながら技術を磨き、現代工芸展や日展などで高い評価を受ける陶芸家として活動を続けてきました。

2024年、陶吉郎窯は約13年ぶりに浪江町大堀地区へ工房と店舗を再建しました。現在は父・学さんとともに作品を制作しながら、大堀相馬焼の後継者育成にも取り組んでいます。目指しているのは、焼き物を作り続けることだけではありません。かつて30軒以上の窯元が集まり賑わった大堀に、もう一度ものづくりの文化が息づく地域を取り戻すこと。その想いを胸に、新しい挑戦を続けています。

この旅では、陶吉郎窯を訪ね、近藤さん親子から大堀相馬焼の歴史や、この地で再び窯の火を灯すことへの想いを伺います。その後は、陶芸を体験。約300年受け継がれてきた伝統の技と、この土地だからこそ生まれた焼き物文化に触れていただきます。

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大堀相馬焼が生まれた町

浪江町大堀地区は、約300年にわたり大堀相馬焼が受け継がれてきた焼き物の町です。江戸時代には100軒を超える窯元が軒を連ね、東北最大級の焼き物産地として栄えました。「青ひび」「二重焼」「走り駒」を特徴とする大堀相馬焼は、福島県を代表する伝統工芸として、全国へ広く届けられてきました。

しかし、東日本大震災と原発事故により、大堀地区の窯元はすべて避難を余儀なくされます。長い年月を経て、少しずつ窯の火が戻り始めましたが、産地としての再生はまだ始まったばかりです。

この旅では、大堀相馬焼の窯元で陶芸体験をするだけではなく、この町に受け継がれてきた焼き物文化や、それを未来へつなごうとする人たちの想いにも触れていただきます。

浪江の生産者を訪問

浪江の魅力は、一人の案内人だけでは語り尽くせません。
酒を醸す人。海と向き合う人。焼き物を受け継ぐ人。そして、この土地で農業を営む人。それぞれが自分の仕事と向き合いながら、浪江の今をつくっています。

この旅では、その季節ならではの生産者を訪ね、畑や農園で仕事や暮らしについてお話を伺います。訪問先は、にんにくや玉ねぎ、梨、米、野菜など、その時期に合わせてご案内します。

一人ひとりの想いに触れながら旅を続けることで、ニュースや観光だけでは見えてこない、浪江町の今が少しずつ見えてきます。

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福島第一原子力発電所 視察(事前予約制)

より深く福島の現状を知りたい方には、東京電力が実施する「福島第一原子力発電所視察」を旅程へ組み込むことも可能です。

視察では、東京電力 廃炉資料館で廃炉作業やALPS処理水、安全対策について説明を受けた後、専用バスで福島第一原子力発電所構内へ入ります。1~4号機の建屋やALPS処理水関連施設、防潮堤などを実際に見学し、現在も続く廃炉作業や復興への取り組みについて理解を深めることができます。

現在は構内の大部分で除染が進み、視察は普段着のまま参加可能です。個人線量計を携行して見学を行い、終了後には放射線量の確認も実施されます。

<ご利用条件>

  • 事前申込みが必要です。
  • 出発日の約2か月前までにお申し込みください。
  • 同行ガイドなどを含め5名以上でのお申し込みとなります。
  • 予約状況や受入状況により、ご希望に添えない場合があります。
浪江の人たちに会う前に。

この旅では、最初に東日本大震災・原子力災害伝承館へ立ち寄ります。ここで知るのは、震災や原発事故そのものだけではありません。この町がどんな時間を歩み、どんな思いを抱えて今につながっているのか。その背景を知ってから人と出会うことで、一つひとつの景色や言葉がより深く心に残ります。

モデルスケジュール

1日目 大介さんと歩き、浪江の歩みを知る

時 間内 容
11:00東日本大震災・原子力災害伝承館
この後に出会う浪江の人たちの言葉や暮らしをより深く感じるための時間です。
12:30道の駅なみえ(自由昼食)
浪江ならではの食材や特産品を楽しみながら、自由に昼食をお楽しみください。
13:30鈴木大介さんと巡る、あの日の浪江と今
浪江町営大平山霊園、震災遺構 浪江町立請戸小学校、鈴木酒造店跡地を巡りながら、鈴木さんご自身の体験や浪江への想いを伺います。
16:00鈴木酒造店浪江蔵 見学
酒蔵を見学し、震災を乗り越え浪江で酒造りを再開した鈴木さんの挑戦に触れます。
18:30鈴木大介さんと囲む夕食
浪江の食材と日本酒を味わいながら、鈴木さんと語り合う特別な時間をお過ごしください。

2日目 浪江の未来をつくる人たちに出会う

時 間内 容
09:00大堀相馬焼 陶吉郎窯
近藤賢さん・学さん親子のお話を伺い、大堀相馬焼の歴史や想いに触れながら陶芸を体験します。
12:00浪江町内(自由昼食)
地元で人気のお店などで自由昼食。
13:00柴栄水産・請戸漁港
柴さんから請戸ブランドへの想いや、水産業の復活にかける挑戦について伺います。
13:00浪江の農家を訪問
その季節ならではの農産物を育てる生産者を訪ね、仕事や暮らし、未来への想いに触れます。
16:30旅の終わり
浪江町で出会った人たちとの時間を胸に、それぞれ帰路へ。

※当日の天候や季節、受け入れ先の都合により内容が変更となる場合があります。
※本プランはオーダーメイドツアーです。お客様の興味や滞在日数に応じて内容をアレンジいたします。

旅行条件

開催期間通年
旅行代金お一人様 59,000円〜(6名参加の場合)
含まれるもの・宿泊費(1泊)
・食事代(夕食1回・朝食1回)
・鈴木大介さんによる現地案内・交流
・鈴木酒造店浪江蔵 見学
・大堀相馬焼 陶吉郎窯 見学・作陶体験
・柴栄水産・請戸漁港 見学
・季節に応じた農家・生産者訪問
・鈴木大介さんとの夕食交流会
・国内旅行傷害保険料
含まれないもの・浪江までの交通費
・滞在中の移動費(自家用車またはレンタカーをご利用ください)
・朝食代
・昼食代(1日目・2日目)
・各施設の入場料(原子力災害伝承館、浪江町立請戸小学校)
・個人的な飲食代・お買い物代など
※本プランには滞在中の移動は含まれておりません。人数に応じてレンタカーや貸切バスなどをご利用ください。ご希望に応じて車両手配も承ります。
集合場所東日本大震災・原子力災害伝承館
※ご希望に応じて行程やスタート場所の変更も可能です。
最少催行人数6名
服装動きやすい服装
持ち物特になし
宿泊先やすらぎの宿 双葉の杜(2名1室利用)
受付締切参加日の30日前
キャンセル規定20日前以降・・代金の20%、10日前以降・・代金の50%、当日または無連絡不参加・・代金の100%
お支払い方法銀行振込、クレジットカード(VISA、MASTER)
※詳細は、お申し込み後にメールにてご案内致します。
その他のご案内
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