先週末、長野県佐久穂町で初のあうたびを開催しました。初参加の方が半数以上と主催者も緊張気味でしたが、地元の方との交流、美味しいものを満喫し楽しく開催できました。
ツアー初日。まずは、佐久町にあるボスケソチーズラボの是本さんを訪ねました。もともとホンダでF1やジェット機のエンジニアをしていましたが、脱サラしてチーズ工房を開いたという異色の経歴を持つ方です。
今回作ったのは、モッツアレラチーズ。参加者の大半がチーズ作り初体験で興味津々です。まずは、是本さんからチーズ職人になった経緯やチーズの基本的な事を教えて頂きました。作業手順の説明を聞いていよいよチーズ作り開始です。
体験の時間に合わせて、朝3時から準備をしてくれた「カード」と呼ばれるチーズの元(赤ちゃんのようなもの)を細かく刻みます。刻んだカードをボールに入れ熱湯を注ぎ、柔らかくなってきたらよくこねます。最後は、ピンポン玉くらいの大きさになるように絞り出し、冷水に晒して固めます。
自分で作ったお土産用のモッツアレラを持って記念撮影。保存のため袋に入っているのは、なんと近くの温泉水!チーズが温泉に入っている状態でお持ち帰りです。
続いて、佐久穂町の老舗酒蔵、黒澤酒造へ。杜氏の黒澤洋平さんの案内で蔵見学、そのまま蔵の敷地内で地元の方を交えた懇親会を開催しました。
なんと!黒澤酒造の会長が自らの案内で蔵の隣にある酒の資料館を案内してくれました。会長のお父さんの代からお酒にまつわる道具などを収集されたお宝コレクションです。
続いて、杜氏の洋平さんによる蔵見学。黒澤酒造では、すべて長野県産のお米を使用し、昔ながらの生もと造りにこだわってお酒を造っています。
気取らない性格の洋平さんは、皆さんからの質問にも気さくに答えてくれました。
蔵見学の後は、お待ちかねの懇親会!黒澤酒造から会長、社長、杜氏、大杜氏(先代の杜氏さん)。明日お邪魔する、八千穂漁業と須田農園の社長さんにもご参加いただき、賑やかな懇親会のスタートです。普段は飲めないレアなお酒、杜氏がつけた燗酒、楽しい美味しいお酒に信州のご馳走をたっぷりといただきました。
社長の孝夫さんが考案したエリンギの酒粕漬け!
八千穂漁業さんの信州サーモンのお刺身〜!
ツアー2日目は、地元の坂井さんのガイドで白駒池のプチハイキングからスタート。紅葉には少し早いですが、清々しい高原の散策を楽しみました。
続いて、信州サーモンなどの養殖をされている、八千穂漁業の佐々木社長を訪問。信州サーモンの他に、大王イワナ、ヤマメ、ニジマスなどの養殖を行っています。とても美味しい信州サーモンですが、実はもの凄い研究の成果で誕生したんです。
最後に大王イワナのお刺身を試食させていただきましたが、あまりの美味さにびっくり仰天!まだ、ほとんど流通していない貴重な魚を食べることができました。
この白身のお刺身が大王イワナ。近い将来、レストランなどでも食べられるようになると良いですね。
昼食後、プルーンやリンゴなどの果樹を栽培する須田農園へ。園主の須田さんから栽培のお話しや美味しいプルーンの見分け方を教えていただきました。自分たちで収穫してパックに詰めたプルーンはお土産用に。収穫しながら試食もさせていただき、この季節ならではの生プルーンを堪能しました。
今回もあうたびにふさわしく、盛りだくさんの内容となりました。地域の皆さんはもちろん、参加者同士のあうたびでもある事を改めて感じました。人と人が繋がるって素晴らしい事ですね。ご参加いただきました皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。また、次の季節にも佐久穂町であうたびを開催したいと思います。