先週末、茨城県常総市にある野村醸造さんで今年1回目の日本酒仕込み体験ツアーを開催しました。読売新聞さんに取材をいただき、新聞とweb版にご掲載をいただきました。
読売新聞Web版掲載記事
1月12日、まさに寒造りにふさわしく冷え込んだ朝となりました。
白衣に着替えて、靴を履き替え、手を洗って準備が出来たらいよいよスタートです。まずは、杜氏さんから作業内容についてお話を伺います。
ツアーに合わせていつもより作業時間を遅らせていただき、タイミングよくお米が蒸し上がりました。(蔵の皆さんありがとうございます!!)
蒸し上がったお米を昔ながらの木桶に入れて運びます。木桶に蒸し米を入れると20kgくらいの重さになります。(ひっくり返さないでね〜。)
運んだ蒸し米を冷ますため布の上に広げます。冷ましすぎても駄目なので、長年の感が頼りの作業です。
蒸したての米を素手で広げるのは、かなり熱いのですがこれも仕事。(本当にヤケド注意な熱さ!!!)
ある程度冷えたら布の端を持って全体をひっくり返し、同じ作業の繰り返し。
冷やした蒸し米を麹室へ運びます。日本酒造りの最も重要な作業とも言える麹造りも体験させていただきます。
台の上に均等に蒸し米を広げ麹を種付けします。一般の人が絶対に立ち入ることの出来ない、極めて重要な作業工程です。
(この作業を体験させてくれる蔵は滅多に無いですよ!マジで。)
種付けした蒸し米を中央に集め山を作ります。これでもかと布を掛けて一昼夜寝かせます。(寒がりなんですね〜)
続いて「酒母室」と呼ばれる部屋で、酒母造りを体験。仕込み水に米麹、酵母、蒸し米を入れてお酒の元を作ります。
酵母の順調な増殖を促すために、徹底した温度管理をしながらの作業です。
最後にそろそろお酒になるもろみの貯蔵タンクを見せていただきました。(早く飲みたいー!)
作業の後は、お待ちかねの紬美人とフレンチのマリアージュ。この日は、野村社長が大盤振る舞い!蔵の一番良いお酒を3種類(純米大吟醸、純米吟醸、特別純米酒)を飲み比べ。美味しい酒と料理を存分に楽しみました。
寒いだろうと洒落た徳利で燗酒までご用意いただきました。
自分はつくば鶏もも肉のトマトとモッツァレラチーズ焼を選択!他にも白身魚のソテー、豚肩ロースのソテーなどが選べます。
ご参加をいただいた皆様、野村社長、梅沢杜氏、蔵の皆様、本当にお世話になりありがとうございました。
2月、3月もあと少し空きがございますので、是非ご参加下さい。お待ちしております!
あうたび 唐沢