あうたび代表の唐沢です。
梅が満開となった群馬県前橋市粕川町で前橋市主催の農家民宿開業セミナーにスタッフとして参加してきました。
この日は、セミナーの一環で地域資源の実地踏査。
「こんな所に来てもなんもねえさ。」どこの田舎に行っても地元の人に言われます。自分たちの住んでいる地域の魅力に気付のは難しいものです。
地域の魅力は、そこを訪れた他所の人が感じるものなので、地元の方はなかなか気付きません。しかし、それを上手く発掘できると面白い物になり観光客の増加、ファンの増加、移住・定住者の増加にも繋がります。
三ヶ尻道祖神
道祖神は、集落の境や村内、村外を示す境界に置かれていたそうです。村の守り神、子孫繁栄の神様として信仰されています。
カワイイ仔牛にも出会いました。
歩いていると変わったお稲荷さんを発見!!
お稲荷さんの語源は、イネナリ(稲成)という意味でもともとは農業の神様でした。そのため、ちょうど稲作の始まる2月の最初の午の日にお祭りをします。
この地域では12月に行うそうです。
理由を聞くと「昔からそうだからな〜。」(自分で調べまーす。)
地域性、その土地の伝統や文化・・。色々と奥深くて楽しいです。
地域の魅力を探し歩いていると、いかにも老舗っぽい風貌の造り酒屋さんを発見。
桂川で知られる柳沢酒造さんです。創業は明治10年で、全国的にも珍しいもち米を使ったお酒を作っています。
群馬の塩っ辛い味付けの料理に、ほっこりと甘い桂川が良く合います。
料理と酒。地域性が良く現れています。それを知って飲むのと知らずに飲むのでは、味わい深さが違います。
突然訪問した私たちの前に現れたのは、柳沢酒造の会長さん。
何か御用ですか?
最初は怪訝そうな表情でしたが、前橋市主催の研修でお邪魔しました。と事情を説明。
こちらのお酒の特徴やこだわりをたっぷりとお話しいただきました。
まるでアパレルショップの店員のようなファッショナブルなスタイルで粋な会長さんでした。
約3時間ほど歩いただけで、色々と面白いもの、地域性を感じられるものに出会いました。
きっと日本中のどの町にも、素晴らしい資源がたくさんあるんだと思います。
その一番の地域資源は、その地域の人。そんな人に会いに行く旅「あうたび」。