《よくござったなっし!山形県長井市の人と酒と食!地域の文化に触れる2日間》
山形県長井市で鈴木酒造店が作る特別な酒「甦る」の原料米の田植えに参加。蔵人や地元の方、東日本大震災で福島から避難して来た方々が一緒になって行う春の風物詩です。田植えの後は、年に一度の黒べこ祭りを見学し、夜は皆んなで田植えを祝います。翌日は、山形県が誇るブランド牛「米沢牛」の生産者を訪ね、地元精肉店の社長さんと一緒に特別な肉と地酒を楽しみます。
<企画協力:一般社団法人やまがたアルカディア観光局>
山形県長井市とは?
「山の港町」と呼ばれる山形県長井市。長井市はかつて最上川舟運の港町として栄えました。最上川西岸の街道に沿って商家群などが点在する長井の町場景観は、国の重要文化的景観として選定されました。長井の豊かな水と盆地特有の気候が、ぶどうやさくらんぼ、すいかなどのおいしいフルーツをはじめとする農産物を育み、多くの米沢牛の「チャンピオン牛」を輩出する理由のひとつともなっています。
<今回会いに行く人>
鈴木酒造店 蔵元杜氏 鈴木 大介さん
中央会館 会長 村田 剛さん
きびたき長井甦るの会 共同代表 村田 孝さん
矢久保畜産 代表 矢久保翔さん
肉の丸川 代表 丸川正幸さん
アルカディア観光局 芳賀啓さん
山形県長井市の皆さん 他
《旅行代金》35,800円〜55,800円
詳しくはページ下部の【ツアー詳細】をご覧ください。
あうたびは、地域の人に会うことをテーマにした旅です。その土地の人に会い、美味いもの食べ、酒を酌み交わし交流する旅。ツアーを通じて、地域の人と繋がり日本中が親戚のような関係になることを目指します。普通のツアーでは決して訪れない、味わうことの出来ない人々との交流や特別な体験をお楽しみ下さい。
※お一人様(30〜60代の男女)でご参加の方も多いので、どなたでも気軽にご参加いただけます。
<メインホスト>
鈴木酒造店長井蔵 蔵元杜氏 鈴木大介さん
鈴木酒造店の長男として生まれた大介さん。鈴木酒造店は、福島県浪江町の沿岸部にある請戸(うけど)地区にて江戸天保年間に創業した酒蔵です。「日本一海に近い蔵元」として、請戸の漁師たちをはじめ地域の人々の暮らしに欠かせない祝い酒として愛されてきた「磐城壽」を醸していました。
しかし、2011年の東日本大震災の大津波ですべてを流失。続く原発事故のため浪江町から避難を余儀なくされます。浪江の酒「磐城壽」を復活させてほしいという故郷の方の声を受け、同年12月より山形県長井市の「東洋酒造」という酒蔵を引き継ぐ形で「鈴木酒造店長井蔵」として酒造りを再開。蔵と一緒に、長井の地酒「一生幸福」の銘柄も引き継いぎました。
福島県内から長井に避難した方々が地元NPOの支援を受け「福幸ファーム」を立ち上げ、幻の米と呼ばれる「さわのはな」を栽培。鈴木酒造店が醸造を依頼され、東洋酒造時代にあった銘柄「甦る」を復活。毎年3月11日に、幻の米「さわのはな」で醸した「甦る」を発売しています。
【ツアーのスケジュール】
5月18日(土)
時 間 | 内 容 | 食 事 |
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08:00 | 東京駅(新幹線付きの場合) 東京発(8:07)⇒⇒つばさ127号⇒⇒赤湯着(10:42) ※赤湯駅の乗り換え時間は5分です。 | |
10:45 | 赤湯駅フラワー長井線ホーム(現地集合の場合) 方言ガイドの清野涼子さんのご案内でしばしローカル線の旅。 赤湯発(10:47)→→フラワー長井線→→長井着(11:18) アルカディア観光局の芳賀さんが出迎えてくれます。 | |
11:40 | ローカルな昼食 地元の人で賑わう人気店へご案内します。 | 昼食 |
13:00 | 純米吟醸「甦る」の田植え きびたき長井甦るの会 村田孝さんの案内で、甦るの原料米となる幻の米「さわのはな」の田植えを行います。 ※持ち物や服装については、ツアー詳細をご覧ください。 | |
15:30 | 鈴木酒造店長井蔵 蔵元杜氏の鈴木大介さんの案内で酒蔵を見学 仕込蔵や酒を絞る機械など酒造りについて詳しくお話を伺います。 | |
16:30 | 黒獅子まつり見学 年に一度開催される「第34回 ながい黒獅子まつり」を見学します。街中が活気に溢れ、賑やかな雰囲気です。 | |
18:30 | 甦る田植え さなぶり会 大介さんや蔵人を囲んで、田植えに参加をした皆さんとの懇親会。お酒を片手に皆さんと語り合いましょう! ※「さなぶり」とは田植え終わりのお祝いの事 | 夕食 |
21:00 | 懇親会終了 |
5月19日(日)
07:30 | ホテルにて朝食 | 朝食 |
09:30 | 矢久保畜産(米沢牛生産) 長井市は米沢牛の出荷頭数第2位。多くのチャンピオン牛を輩出している、米沢牛の一大産地です。3代目の矢久保翔さんから、色々とお話を伺います。 | |
11:00 | まるはち酒店 大内さん 各種地酒やクラフトビールの品揃えが評判の地元の酒屋さん。お昼に飲むお酒などをこちらで仕入れます。 | |
12:00 | 米沢牛のプロ 丸川さんとBBQ 長井に来たら是非立ち寄りたい肉の丸川。社長の丸川さんが、今回だけ特別にBBQを振る舞ってくれます。熟成肉や米沢肉など、普段食べれない希少な肉をお楽しみください。 | 昼食 |
14:30 | 道の駅 川のみなと長井 お買い物、トイレ休憩など。 | |
16:00 | 送迎車にて赤湯駅(現地集合の方はここで解散) 赤湯発(16:12)⇒⇒つばさ148号⇒⇒東京着(18:36) お疲れさまでした! |
【ツアー詳細】
旅行期間 | 2024年5月18日(土)~1泊2日 |
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旅行代金 | Aプラン:35,800円(現地集合) Bプラン:55,800円(新幹線付き) ※個人的な費用を除いて、ほとんどの費用が含まれております。 |
含まれるもの | 宿泊代金、食事(朝1回、昼2回、夜1回)、行程中の移動費、各種体験・受入費用、懇親会費、BBQ費、旅行傷害保険 |
宿泊先 | はぎ苑(別館Hシングル利用) |
最少催行人員 | 6名(最大受付人数:10名) 催行日の14日前までに最少催行人員に満たない場合、ツアーを中止させていただく場合がございます。 |
持ち物 | <田植え> 汚れても良い服装(半袖、短パンまたは膝上まで捲り上げることができるズボンがあると便利です)着替え一式、タオル、帽子、日焼け止め、裸足で田んぼに入れない方は、長靴・足袋などをご準備ください。 |
キャンセル規定 | 旅行開始日の20日前~8日前・・代金の20%、7日前以降・・代金の30%、前日以降・・代金の40%、当日・・代金の50%、ツアー開始後または無連絡不参加・・代金の100% |
必ずご確認ください | 標準旅行業約款|旅行条件書を必ずご確認ください。 |
受付締切 | 5月13日(月)※定員になり次第締め切らせて頂きます。 |
【1日目】10:45 山形鉄道フラワー長井線 方言ガイドさん
新幹線の停車駅、南陽市にある赤湯駅から川西町、長井市、そして終点白鷹町を片道約30キロ、1時間程で結ぶローカル鉄道「フラワー長井線」。方言ガイドさんが赤湯駅でお出迎え。長井駅までの約30分のローカル線の旅をガイドしていただきます。
車体には沿線の花をモチーフにしたカラフルでかわいいラッピングが施され、地域住民の通勤・通学、そして観光資源としてみんなに愛されています。
長井さよぐござったなっし!アルカディア観光局 芳賀啓さん
やまがたアルカディア観光局の芳賀さんが長井駅でお出迎え!今回のツアーでは、企画の内容から現地の調整など走り回っていただきました。「皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!」
13:00 きびたき長井甦るの会 共同代表 村田 孝さん
きびたき長井甦るの会は、長井でつくられてきた純米吟醸酒「甦る」をきっかけとして、東日本大震災における長井市への避難者、支援者や市民が2012年以来行ってきた交流の場を団体化したもの。毎年3月11日に甦るの新酒が発売されている。
純米吟醸「甦る」の原料米さわのはな田植え
鈴木酒造店長井蔵の前身「東洋酒造」時代、山形県の推奨品種だった幻の米「さわのはな」を復活させようと誕生したのが「甦る」というお酒です。今回は、その甦るの原料米となる「さわのはな」の田植えを村田さんたちと一緒行います。
15:30 鈴木酒造店長井蔵
福島県浪江町にあった鈴木酒造店は、2011年の東日本大震災の大津波ですべてを流失し続く原発事故のため町から避難を余儀なくされました。浪江の酒「磐城壽」を復活させてほしいという故郷の方の声を受け、同年12月より山形県長井市の東洋酒造を引き継ぐ形で「鈴木酒造店長井蔵」として酒造りを再開しました。
大介さんの案内で蔵の中を見学します。蔵に入ると凛とした空気の中でお酒の香りが漂います。
16:30 ながい黒獅子まつり
起源は約1000年前に遡る長井市の神社各所に伝わる伝統神事で、現在市内の40数社の神社に黒獅子舞が伝わっています。獅子頭は神社ごとに異なる面持ちをしているのが特徴で、長井の獅子は丸くとびだし、前後に面長、漆黒の獅子頭は「蛇頭(じゃがしら)」と呼ばれ舞う姿は百足(むかで)獅子とも呼ばれています。
18:30 中央会館 会長 村田 剛さん
福島県いわき市出身。長井市の料理店・居酒屋「中央会館」の娘さんとの結婚を機に長井市へ移住。中央会館の経営をはじめ、地域内外の様々な活動に精力的に取り組む。料理店を営み、各酒蔵蔵元と接する中で、「規模は小さくとも、旨い酒を醸す魅力的で個性的な蔵が結集し、銘醸地としてブランド力を高めれば地域活性化に繋がる」と考え、平成25年におきたま五蔵会を結成した。
甦る田植え さなぶり会
中央会館で田植えの後のさなぶりを行います。さなぶりとは、東北地方で古来より田植えの後に開かれる宴のこと。漢字では「早苗饗」と書きます。「さ」とは田んぼの神様のことで、田植えが無事に終わったことへの感謝と五穀豊穣を願う意味があります。
田植えを手伝ってくれた人の労をねぎらい、酒を酌み交わすことで、地域の絆を深める役割もあったようで、古来から地域の支えあいの「結(ゆい)」 が関係しているとも言われます。
宿泊先 卯の花温泉はぎ苑
市内唯一の温泉宿が今回宿泊する「はぎ苑」。館内の『卯の花温泉はぎ乃湯』は、地元の方からも愛される源泉100%で泉質が自慢の温泉です。
【2日目】 9:30 矢久保畜産 代表 矢久保翔さん
日本三大和牛のひとつ米沢牛。米沢で育成された牛だけが米沢牛と思っていませんか?米沢市も含まれる置賜地域3市5町で肥育され、厳しいの基準をクリアした雌の黒毛和牛こそが「米沢牛」なのです。長井市は米沢牛の出荷頭数第2位。そして数多くのチャンピオン牛を輩出している、米沢牛の一大産地です。
そんなチャンピオン牛の郷 長井市で米沢牛を生産している矢久保畜産の3代目 矢久保翔さん。矢久保さんは、おじの跡を継ぐため長井工業高校を卒業後、畜産を学ぶため山形県新庄市の農林大学校へ進学。
しかし、2年生へ進学するタイミングで先代が癌を患い、急遽長井へ戻り跡を継ぐことになりました。現在、米沢牛の生産者の中で一番の若手。母親と二人三脚で農業を営んでいます。
矢久保さんは、4年目にして「米沢牛枝肉共励会」で最優秀賞を受賞。毎年長井で開催される昨年の「長井黒べこまつり」では、長井の米沢牛生産者を代表して、矢久保さんが生産した米沢牛が振る舞われました。
11:00 まるはち酒店 4代目 大内 誠さん
高校卒業後、地元企業に就職したが代々続く酒屋を父の代で終わらせるのは嫌だと強く思い、修行先を自ら選び後を継ぐため新潟県長岡市の酒屋で修行。現在は父と2人体制で酒屋を切り盛りしている。扱っているお酒は、「嫁や婿を迎える」という感覚で決めており、一生付き合う覚悟で仕入れているお酒ばかり。お客様の「飲みたい一本」をヒアリングしながらおすすめする。
1934年創業で、町の酒屋から地酒専門店へと変革し30年。現在は山形県産の清酒に加えクラフトビールなど、造り手の想いと香味を重視して選び抜いた拘りの酒を心を込めて販売しています。
12:00 肉の丸川 代表 丸川正幸さん
肉の丸川は、地元産の「米沢牛」を中心に「おきたま豚」等を取り扱って創業50年以上になる、山形県長井市の精肉店です。生産者が丹精を込めて育て上げた米沢牛をこだわりの品質管理を行い、最高に美味しい状態で消費者のもとへお届けしています。
丸川さん自慢の肉でBBQ
男気あふれる丸川さんが、あうたびのために特別BBQランチを用意してくれます!肉のプロが熟成させた熟成肉や地元が誇る米沢牛を地酒で流し込む至福の時。背徳感が半端ない特別なBBQをお楽しみください。
14:00 道の駅川のみなと長井
長井の玄関口として観光情報の発信、特産物の紹介などを行う施設です。また、川とまちをつなぐ施設として「まちへ人を」「まちから人を」誘導するための拠点として活用していきます。ここ長井でしか手に入らないもの、味わえないもの、体験できないものを提供し、たくさんの人が交流を行い、まちに活力を生む「賑わいの交流拠点」として整備されたものです。
長井市にある「山形工房」は、競技用けん玉の生産量日本一でなんと全国の生産量の7割を占める、知る人ぞ知るけん玉のふるさと。ここで特別に10連けん玉に挑戦していただきます。乗せた数によって素敵なプレゼントがあるかも!?
以上、たっぷりと山形長井市の人々と風土を満喫していただくツアーです。 観光ガイドブックに載っている有名観光地を巡る旅とは全く違う、人と人のリアルな繋がり、現地でいただく食と酒の美味しさを体感して下さい。
散居集落を望む熊野山 絶景!夜明けトレック
長井市で葉っぱ塾を主催されている八木さんと行く夜明けトレック!毎年多くのリピーターが訪れる人気のトレッキング。この時期だけの特別な景色を楽しみます。お申し込み詳細は、下記のリンクよりご覧ください。
主催:やまがたアルカディア観光局