<企画協力:オーガニックふくしま安達>
福島県二本松市とは?
福島県二本松市は、歴史と情緒あふれる城下町エリア、大自然に癒される高原エリア、穏やかな日本の原風景に心洗われる里山エリアの3つの魅力あふれるまちです。安達太良山や阿武隈山を望む豊かな自然に囲まれ、恵まれた風土によって有名な菊や、日本酒、温泉、上質な和菓子などさまざまな名産品を生み出し、世界的にも高い評価を得るようになりました。
オーガニックふくしま安達(ななくさ農園)関 元弘さん
農林水産省のキャリア官僚から一転、35歳で福島県東和町に移住し有機農業を始めました。地元の「結(ゆい)の精神」に触れ、自らも新規就農者を支援。震災直後には、地元産の果物を使ったクラフトビール「ななくさビーヤ」の醸造を開始。その後、地域の農家と共に「ふくしま農家の夢ワイン」を立ち上げワイナリーを軌道に乗せる。
根っからの酒好きで、酒は人と人をつなぐ文化だと考える関さん。醸すビールには、土地への愛情と敬意が込められています。キャリアチェンジ、地域との絆、そして酒造りへの情熱。新しい農業の形と地域再生の可能性を感じさせてくれます。
檜物屋酒造店 7代目 代表取締役 齋藤 一哉さん
福島県二本松市にある老舗酒蔵「檜物屋酒造店」の7代目の齋藤さん。手間暇かけ「二本松で一番愛される晩酌用の酒を造りたい」と昔ながらの工法で地域に根ざした酒造りを行っています。
銘酒「千功成(センコウナリ)」で知られ、齋藤一哉さんの下で造られる酒は、その一杯一杯に、齋藤さんのふるさと愛と酒造りへの情熱が込められています。
農家民宿 清峰園 山崎 清典さん
「岩代おじさん図鑑」にも掲載される地元の人気者の山崎清典さん。恋女房の友子さんとともに、福島県二本松市岩代地区で、癒しと農を体験できる宿「清峰園」を経営。居心地の良さはもちろん、山崎さんの人柄に触れ「第二のお父さん」ができたみたいとリピーターも続出です。
ふくしま農家の夢ワイン 代表取締役 本多 一美さん
長年食品業界で働いた後、43歳で大きな転機を迎えます。故郷の二本松市で地元ワイナリーに転職しました。このワイナリーは、父親を含む8人の農家が地域活性化のために2012年に設立しました。生まれ故郷への貢献を目指し転職を決意。入社から3年後、創業メンバーの退任に伴い社長に就任し地域の発展と活性化に尽力しています。安定を捨てて、新たな道を選ぶ行動力と地域貢献への思いが多くの人々に希望を与えています。
隠津島神社 第63代 禰宜 安部章匡さん
國學院大学卒業後、18年間福島県神社庁で勤務し、2020年から実家の神社の仕事に本格的に携わっています。神社会が直面している後継者不足の問題にも着目し、隠津島神社では神職不在の神社の仕事も広く引き受け多忙な日々を送っています。神社に来る人、関わる人、すべての人が「穏やか」になることを願い、伝統を守りつつ現代のニーズに応える新しい神社のあり方を模索しています。地元事業者と連携してマルシェの開催やクラウドファンディングなど精力的に活動をしています。
国田屋醸造 代表取締役 大松 佳子さん
1777年創業の老舗「国田屋」の店主の大松さん。二本松市竹田、江戸時代まで御徒士町(おかちまち)と呼ばれていた通りにある紅殻格子の店が国田屋です。
2012年に東日本大震災で被害を受けた蔵を修繕・改築し、「二本松の郷土料理を提供するお店・蔵カフェ千の花」を開業。「発酵食品の文化を守り二本松の美味しい郷土料理をこれからも作り伝えていきたい」という郷土と文化を愛する気持ちを持った店主です。
玉家玉振堂 6代目 渡邉史絵さん
福島県二本松市竹田にある老舗和菓子店「玉家玉振堂」の6代目渡邉史絵さん。嘉永六年(1853年)に創業した同店は、家具坂の名で知られる歴史ある通りに位置しています。和菓子作りの要である「餡」を自社工場で製造し、素材を厳選して伝統の味を守り続けています。
老舗和菓子店玉家玉振堂でお店に立ちながら、ご自身が磨き上げてきた伝統技法を用いて和菓子作りに勤しんでます。
【1日目】11:00 檜物屋酒造店
創業は明治7年。千功成(センコウナリ)という銘酒は、旧二本松藩主丹羽公の先の君主、太閤秀吉の“千成ひょうたん”にちなんで、千成と名付けたのが始まりで、その後、千の功(いさお)(手柄、勲功、功績)が成るという意味から「千功成」となりました。お祝の贈物などにも縁起が良く、地酒の中の地酒を誇りとして皆様に喜んでいただける良い酒造りを基本としています。
今季の酒造りがスタートしてもろみの香りが漂う蔵の中を齋藤社長にご案内いただきます。タイミングが合えば特別な体験もできるかも!?
12:00 国田屋醸造
1777年創業。二本松市竹田、高村光太郎の詩集「智恵子抄」に詠われた高村智恵子の生家と二本松市民が愛する「霞ヶ城址」のちょうど中ごろにあり、表通りから道をひとつ下がってきた通りは静かで、堀を流れる水音が聞こえます。安達太良山の恵みをいっぱいに受けた二本松で味噌、醤油を丁寧に手作りし販売しています。天然醸造の味噌蔵を大松社長にご案内いただきます。
郷土料理「ざくざく」や「いか人参」など、大豆はもちろん、米、塩全て国産のひとつひとつ丁寧に愛情込めて作られた自社の味噌、醤油を使った心がほっこり温まるランチをご用意。
13:30 練り切り菓子職人体験
老舗和菓子店「玉家玉振堂」の渡邉さんの指導のもと、生地の練り方や色付け、繊細な細工の技術を学びます。江戸時代に誕生し、独自の製法で長く愛され続ける二本松の和菓子にまつわる話を聞きながら、オリジナルの和菓子を完成させる大人気の体験です。
ご自身で作ったお菓子は、お土産としてお持ち帰りいただきます。
15:30 地元の名目津温泉へ
宿に向かう途中で地元の人で賑わう名目津温泉へ。震災の時に源泉の場所が変わってしまい、震災後に建て直されました。泉質は、単純弱放射能冷鉱泉(ラドン鉱泉)で、痛風、動脈硬化、高血圧、慢性胆嚢炎、胆石、慢性皮膚病(アトピー)、慢性婦人病などに効果があると言われています。
17:00 農家民宿 清峰園
癒しと農を体験できる宿「清峰園」は、野菜の収穫体験など田舎の生活を楽しむことができる農家民宿です。「綺麗な建物を残しながら、面白い取り組みができたら」と農家民宿を始めました。
養蚕を生業としていた頃の大きなお屋敷は、おしゃれな古民家宿に改装され暖炉や火鉢でほっこりとした時間が流れます。
地元こんにゃく芋を使った手作りこんにゃく体験
地元で採れたこんにゃく芋を使い、こんにゃく作りをお楽しみいただきます。手作りのこんにゃくは、プルプルした食感が魅力で、味がしみやすく絶品です。完成したこんにゃくは、お夕飯で美味しくいただきます。
18:30 地元の皆さんと懇親会
オーガニックふくしま安達の皆さんや地元の方を交えての懇親会。地元食材をふんだんに使った山崎さんの手料理と農家が造るクラフトビール、檜物屋酒造店のお酒など二本松の美味いものを楽しみます。
【2日目】9:30 ななくさナノブルワリー
有機農業の傍らクラフトビールの醸造も手掛ける関元弘さんのブルワリーを見学します。ななくさナノブルワリーは、納屋を改装した小さな醸造所です。大手のビール工場を小さくしたものではなく、ホームブリューリングをスケールアップした、まさに手作りの醸造施設です!
地元の素材を生かした「風土の味がする麦酒」づくりを心がけ、無濾過で無加熱、酵母が生きている麦酒です。
11:00 ふくしま農家の夢ワイン
2012年町おこしのため地元農家たちが出資して立ち上げたワイナリー。地域の農家とも連携し、養蚕時代の桑畑の耕作放棄地を開墾しぶどうを植え、年々生産量を増やしています。現在、9種類のりんごワインやシードルを製造しており、その中の一つはJR東日本が運行している豪華リゾート列車「TRAIN SUITE 四季島」でも採用されるほどの実力です。
醸造方法、ぶどうの品種、ワインのタイプなどを知ることで、さらにワインへの興味が湧き知識が深まります。見学の最後は、ワイナリーに併設されているテイスティングルームにてワインの試飲。様々な種類のワインがあるので、ぜひ飲み比べてみてください。
13:00 隠津島神社参拝&マインドフルネス体験
1200年以上の歴史ある隠津島神社には、宗像三女神が祀られています。宗像三女神は伊勢神宮・天照大神の御子神として誕生した三柱の女神で、お名前を「田心姫神(たごりひめのかみ)」「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」の三姉妹の神様です。江戸時代には、通行手形を発行する関所のような役割も果たし、宮司は帶刀も許されていました。2017年7月に世界遺産登録をされた福岡県宗像大社の分社にあたります。
「マインドフルネス」体験は、通常一般の方が入ることができない本殿前にある拝殿にて行います。心を落ち着かせ瞑想することで、疲弊した自身の変化に「気づき」、それらを認めて「手放し」、心が軽くなった状態で「今ここに集中」することにより幸福がもたらされることを「マインドフルネスな状態」と提唱しています。
※「マインドフルネス」とは、日々の不安や他人からの評価等のつい頭に浮かんでしまうことを鎮め「今」だけに集中できる精神状態を意識的につくることです。
【スケジュール】
12月14日(土)
時 間 | 内 容 | 食 事 |
---|---|---|
10:15 | 二本松駅集合 《JR付プラン》 東京・上野・大宮(8:00〜9:00)→→郡山駅乗り換え→→二本松駅(10:10) | |
11:00 | 檜物屋酒造店 酒蔵見学と試飲(齋藤 一哉さん) 地元の人に愛され続ける千功成の醸造元。凛とした空気が漂う蔵の中を齋藤社長にご案内いただきます。タイミングが合えば出来立てのお酒を搾っているかも!? | |
12:00 | 国田屋醸造(大松 佳子さん)&「ざくざく」「いか人参」などの郷土料理のランチ 江戸末期から続く「味噌・醤油作り」の蔵元。大豆、米、塩全て国産で丁寧に愛情込めて作る味噌蔵を見学します。 | 昼食 |
13:30 | 練り切り菓子職人体験(渡邉史絵さん) お菓子の町として知られる二本松市。玉屋玉振堂の渡邉史絵さんの指導で練り切り体験。 | |
15:30 | 名目津温泉で入浴・休憩 入浴用のタオルをご持参ください。 (※入浴料500円は各自お支払いください。) | |
17:00 | こんにゃく作り体験(関 麻美さん) 地元で取れたこんにゃく芋から、こんにゃくを作ります。夕食で、出来立てのこんにゃくをお楽しみいただきます。 | |
18:30 | 古民家農家民宿「清峰園」(山崎 清典さん・友子さん) 地元の方を交えた懇親会。暖炉を囲んで田舎料理やクラフトビール・地酒をお楽しみください | 夕食 |
21:00 | 夕食終了 引き続きお酒を楽しむも良し、就寝まで自由にお寛ぎください。 |
12月15日(日)
時 間 | 内 容 | 食 事 |
---|---|---|
08:00 | 宿にて朝食 出発まで、のんびりとお過ごしください。 | 朝食 |
09:30 | ななくさナノブルワリー(関 元弘さん) 有機農業とクラフトビール醸造の二足のわらじで奮闘する関さんから農業とクラフトビールについてお話を伺います。大手の設備を小型化したのではなく、ホームブリューイングを大きくしたという醸造施設も見学します。 | |
11:00 | ふくしま農家の夢ワイン(本多 一美さん) ワイナリー見学&ワイン醸造についてお話いただきます。 ぶどうの栽培からワインの醸造まで全て地元で行なっているので、その苦労や取り組みなどお話をお伺いします。 | 昼食 |
13:00 | 隠津島神社参拝&マインドフルネス体験( 安部章匡さん) 本殿のある山頂へ凛とした空気が張り詰める山道を歩き本殿を目指します。途中、門神社、木幡の大杉、三重塔、医薬神社などを参拝します。 通常一般の方が入ることができない、本殿前にある拝殿にて行います。心を落ち着かせ瞑想の時間です。日々の不安や人からの評価など、つい頭に浮かんでしまうことを鎮め「今」だけに集中できる精神状態を意識的につくります。 ※階段や坂道を登りますので、スニーカーなど歩きやすい靴でご参加ください。 | |
16:00 | 二本松駅解散 《JR付プラン》 二本松駅(16:34)→ → 郡山駅乗り換え→ → 東京・上野・大宮(18:00〜19:30) |
※時間は目安となります。内容に関しても現地事情や状況により、変更をさせていただく場合がございます。
【旅行条件】
旅行期間 | 2024年12月14日(土)〜1泊2日 |
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旅行代金 | 【現地集合プラン】23,800円/【JR付きプラン】37,800円 「東京都被災地応援ツアー」割引適用 ※詳細は、下記をご覧ください。 【現地集合プラン】 |
東京都被災地応援ツアー | 都内在住、在勤、在学の方(証明書類の提示が必要です) https://www.tcvb.or.jp/jp/fukushima/ |
含まれるもの | 【現地集合プラン】 宿泊代金、食事(朝1,昼2、夜1)、各体験費、懇親会費(お酒含む)、滞在中の移動費、添乗員費、旅行傷害保険 【JR付きプラン】 往復新幹線(東京ー郡山間)、郡山ー二本松間の乗車券、宿泊代金、食事(朝1,昼2、夜1)、各体験費、懇親会費(お酒含む)、滞在中の移動費、添乗員費、旅行傷害保険 |
集合場所 | 二本松駅(10:15) ※詳しくは、最終のご案内でお知らせします。 |
宿泊先 | 古民家農家民宿「清峰園」(※男女別相部屋) ※パジャマ、タオル、歯ブラシは、ご持参ください。 |
最少催行人数 | 4名(最大12名) |
キャンセル規定 | 20日前以降・・代金の20%、7日前以降・・代金の30%、前日以降・・代金の40%、当日・・代金の50%、ツアー開始後または無連絡不参加・・代金の100% |
必ずご確認ください | 標準旅行業約款|旅行条件書を必ずご確認ください。 |
受付締切 | 12月6日(金)16:00まで ※定員になり次第締め切らせて頂きます。 |
ご注意事項 | ・宿泊先には、飼い猫が二匹いますので猫アレルギーの方のご参加はお控えください。 ・酒蔵、ブルワリー、ワイナリー入場の際は、過度な香水や整髪料の使用はお控えください。 ・日本語のみの対応となります。 ・階段や坂道を登りますので、スニーカーなど歩きやすい靴でご参加ください。 |