この旅は、決まった日程で催行するツアーではなく、お客様のご希望に合わせて実施するオーダーメイドの旅です。地域の皆さんの暮らしや仕事のリズムに合わせて、日程や内容を調整しています。2名様からご参加いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
食卓を囲み、酒を酌み交わし、また会いに行きたくなる人に出会う旅。
蔵元、農家、マタギ、陶芸家、地域のキーパーソンたちを訪ねながら、
山形県置賜地域の暮らしや文化に触れる3日間です。
雪深い冬と豊かな水に育まれた置賜には、
人と人との距離が近い暮らしが今も息づいています。
この旅で出会うのは、
酒蔵やマタギではありません。
そこで暮らす人たちと、その人たちが大切にしてきた日常です。
地元の人と食卓を囲み、
蔵元と乾杯し、
山の暮らしや手仕事の文化に触れながら、
置賜の日常に少し仲間入りします。


<この旅で体験できること>
・蔵元や地域の人と乾杯する
・農家やマタギ一家の食卓を囲む
・陶芸や黒獅子文化など、置賜の暮らしに触れる




囲炉裏を囲み過ごす昼下がり
農家れすとらん なごみ庵 菅野ちゑさん

「どうも、おしょうしな〜。」
なごみ庵に入ると、ちゑさんが優しい笑顔で迎えてくれます。
囲炉裏を囲みながら、手塩にかけて育てた野菜や郷土料理をいただく昼のひととき。
まるで親戚の家に帰ってきたような空気の中で、農業のこと、家族のこと、この土地で暮らす日々について話を伺います。
1947年白鷹町生まれ。長井市に嫁ぎ、農業に従事。2007年に「農家れすとらん なごみ庵」を開業。現在も農業を続けながら郷土料理や地域文化を伝えている。
写真で詳しくみる















故郷の酒を守り続ける蔵元と、酒を酌み交わす時間
鈴木酒造店 代表取締役 鈴木大介さん

「浪江の酒を、もう一度。」
鈴木酒造店 長井蔵を訪ね、代表取締役であり杜氏でもある鈴木大介さんに酒蔵をご案内いただきます。
酒蔵に漂う米と麹の香りに包まれながら、酒造りの工程や蔵の歴史について伺うだけでなく、東日本大震災で故郷・福島県浪江町の蔵を失いながらも、長井の地で酒造りを続けてきた歩みについてお話を伺います。
鈴木さんは、江戸時代から続く福島県浪江町請戸地区の酒蔵「鈴木酒造店」の長男として生まれました。震災で酒蔵を流失した後、2011年に長井市で酒造りを再開。さらに2021年には浪江町での酒造りも復活させました。
見学の後は、地酒を片手に乾杯。酒造りへの想いや故郷への想い、地域の人との繋がりについて語り合う時間も、この旅ならではの魅力です。
一杯のお酒の向こうにある物語に触れながら、地域と人の絆、そして復興への歩みを感じる特別なひとときをお過ごしください。
写真で詳しくみる










地元の人と旅人をつなぐ、長井の仕掛け人と過ごす夜
中央会館 会長 村田剛さん

「まぁ、まずは一杯やりましょう!」
村田さんとの時間は、そんな一言から始まります。
夕食では地酒と郷土料理を囲みながら、長井の暮らしや人々のこと、地域に根付く酒文化についてお話を伺います。そして夜が更ける頃、村田さんの案内で地元の人たちが集うスナックへ。
蔵元、飲食店の店主、スナックのママ。旅人だけではなかなか出会えない人たちとも、村田さんが自然につないでくれます。気が付けば、地元の人たちの輪の中で一緒に笑い、一緒に乾杯している。そんな夜が待っています。
村田さんは福島県いわき市出身。長井市の老舗料理店「中央会館」へ婿入りを機に移住しました。地域の酒蔵と連携し、2013年には「おきたま五蔵会」を結成。以来、食と酒を通じた地域づくりに取り組みながら、多くの人と人をつないできました。
この旅の夜が特別になるのは、長井の人たちの温かさはもちろんですが、その輪の中へ自然に迎え入れてくれる村田さんの存在があるからかもしれません。
写真で詳しくみる















マタギ一家と囲炉裏を囲み、山の暮らしに触れる夜
民宿 奥川入 横山さんファミリー

置賜の旅の後半は、小国町の山あいにある民宿「奥川入」へ。
ここで迎えてくれるのが、代々マタギの文化を受け継ぐ横山さん一家です。
囲炉裏の火を囲みながらいただくのは、熊汁や山菜、畑で採れた野菜など、その季節ならではの山の恵み。派手なごちそうではありませんが、この土地で昔から受け継がれてきた素朴で滋味深い食事が並びます。
食事をしながら聞くのは、マタギとして生きること、自然への感謝、山と共に暮らす日々のこと。テレビや本では知ることのできない、山里のリアルな暮らしに触れる時間です。
横山さん一家は、民宿のほかにも稲作や養鶏、狩猟などを営みながら暮らしています。4代目マタギの隆藏さん、妻の尚美さん、そして5代目となる長男の拓さん。家族それぞれが役割を持ちながら、この土地の暮らしと文化を守り続けています。
気が付けば、「宿に泊まる」というよりも、「親戚の家に泊まりに来た」ような気分になっているかもしれません。
翌朝は、一緒に朝食を囲みながら、薪割りや野菜の収穫、季節によっては雪かきなど、山里の日常も体験します。
観光では出会えない人々との時間。奥川入で過ごす一夜は、この旅の中でも特に心に残る時間になるはずです。
写真で詳しくみる















師匠から受け継いだ登り窯を守り続ける陶芸家
深山工房 つち団子 金田利之さん

白鷹町にある「深山工房つち団子」を訪ね、深山焼を作り続ける陶芸家・金田利之さんのお話を伺います。
工房の裏手にある登り窯は、金田さんが亡き師匠から受け継いだ大切な場所です。薪をくべながら作品を焼き上げる昔ながらの窯で、今では全国的にも数少なくなった貴重な存在です。
しかし、2011年の東日本大震災で、その登り窯は大きな被害を受けました。多くの人が再建は難しいと思う中、地域の仲間や支援者たちの力によって窯は見事によみがえります。
金田さんは1966年白鷹町生まれ。会社員時代に陶芸と出会い、その魅力に惹かれて脱サラ。深山工房へ弟子入りし、益子での修行を経て、2003年に工房を受け継ぎました。
工房では、作品づくりのお話はもちろん、窯を守り続けてきた想いや、この土地で暮らしながら創作を続ける日々についてもお話を伺います。
土に触れ、火を守り、人との繋がりに支えられながら生きる。金田さんの物語からは、置賜の穏やかな時間の流れと、この地域に息づく人と人との絆を感じることができます。
写真で詳しくみる










金田利之さんのプロフィールをみる
1966年白鷹町生まれ。サラリーマン時代に陶芸と出会い、脱サラ後に深山工房へ弟子入り。益子での修行を経て、2003年に「深山焼 深山工房つち団子」を継承。東日本大震災で崩落した登り窯を復活させ、現在も薪窯による作陶を続けている。
地域の祈りを守り続ける宮司と、黒獅子文化に触れる時間
總宮神社 宮司 安部義朋さん

「黒獅子は、この地域の人たちの祈りそのものなんです。」
長井市にある總宮神社を訪ね、宮司の安部義朋さんに境内をご案内いただきます。
總宮神社は、置賜に受け継がれる黒獅子文化の中心的な存在。黒獅子とは、平安時代から続くといわれる伝統文化で、五穀豊穣や無病息災を願い、地域の人々によって守り継がれてきました。
普段は見ることのできない歴代の獅子頭を見学しながら、黒獅子に込められた祈りや、この地域の人々との関わりについてお話を伺います。
安部さんは代々神職を務める家に生まれ、現在は總宮神社の宮司として地域の祭りや祈りを支えています。また、黒獅子文化の継承にも力を注ぎ、地域の人々が集う神社づくりに取り組んでいます。
観光ではなかなか触れることのできない、地域の信仰や人々の想い。その背景を知ることで、置賜という土地がより身近に感じられるはずです。

その他のこの旅で出会う人たちをみる
米沢牛を支える若き生産者
矢久保畜産 矢久保翔さん

長井市で米沢牛を生産する若手農家。農林大学校で畜産を学び、現在は母親と共に牛を育てている。若手ながら品評会で最優秀賞を受賞するなど、高品質な米沢牛づくりに取り組んでいる。
山形のお麩文化を受け継ぐ4代目
斎藤製麩所 斎藤大介さん

長井市にある老舗製麩所の4代目。大学卒業後、金沢の製麩店で修行を積み家業を継承。現在は「斎藤麩屋」を立ち上げ、生麩を使った新しい和菓子やお麩文化の魅力を発信している。
山形県置賜(おきたま)地域

山々に囲まれた、山形県・置賜地方。冬には深い雪が積もり、春になれば雪解け水が田畑を潤します。
この土地では、昔から人々が自然と共に暮らし、酒を造り、米を育て、食卓を囲んできました。
派手な観光地はありません。
【モデルスケジュール】
1日目
| 時 間 | 内 容 | 食 事 |
|---|---|---|
| 11:30 | 山形の麩の文化に触れる 大正15年創業の斎藤製麩所へ。お麩づくりの工程や店の歴史、こだわりについてお話を伺います。 | |
| 12:30 | 囲炉裏を囲む、田舎のお昼時間 農家れすとらん なごみ庵へ。手作りの食事とゆったりとした田舎時間をお過ごしください。 | 昼食 |
| 15:00 | 酒蔵に息づく物語を知る 鈴木酒造店 長井蔵にて、酒造りの工程や酒蔵内を見学します。 | |
| 16:30 | 水とともに暮らす町を歩く 水路が張り巡らされた長井の町をガイドと散策しながらホテルへ。 | |
| 17:30 | ホテルへチェックイン | |
| 19:00 | 地元の人と乾杯する夜 地酒と郷土料理を囲みながら、置賜の人々との時間を楽しみます。 | 夕食 |
| 21:00 | 長井のスナックへ 地元の人々に愛されるカラオケスナックで、地元の人との交流。 | ドリンク |
| 22:00 | 締めのラーメン(希望者のみ) まだ元気な方は、地元で人気のラーメン店へ。村田さんおすすめの“締めの一杯”をどうぞ。 |
2日目
| 時 間 | 内 容 | 食 事 |
|---|---|---|
| 07:30 | ホテルにて朝食 | 朝食 |
| 09:30 | 米沢牛を育てる人に会う 米沢牛のこだわりや、生産者としての日々の暮らしについてお話を伺います。 | |
| 11:30 | 地元の人々に長く愛される人気店にて昼食をどうぞ。 せっかくなので、米沢牛ステーキランチなどいかがでしょうか。 | |
| 14:00 | 黒獅子文化の奥深さに触れる 黒獅子発祥の總宮神社にて、境内の散策や歴代の獅子頭を見学。 | |
| 16:30 | マタギの暮らしが残る山里へ 山深い集落にある「奥川入」へ。 | |
| 18:00 | マタギの精神に触れる夜 マタギの暮らしや文化、自然への向き合い方についてお話を伺います。 | 夕食 |
3日目
| 時 間 | 内 容 | 食 事 |
|---|---|---|
| 8:00 | マタギ一家と朝食 | 朝食 |
| 9:30 | 山里の日常に触れる朝 薪割りや野菜収穫、季節によっては雪かきなどを体験します。 | |
| 12:00 | 地元の人々に長く愛される人気店にて昼食をどうぞ。 蕎麦屋、馬肉ラーメン店など、おすすめのお店を提案します。 | |
| 14:00 | 受け継がれる登り窯の物語 「深山工房」にて、江戸時代の成島焼の流れをくむ伝統工芸「深山焼」を見学。 | |
| 15:00 | 終了 |
※時間は目安となります。内容に関しても現地の交通事情や天候などにより、変更となる場合がございます。
【旅行条件】
| 開催期間 | 通年 |
|---|---|
| 旅行代金 | 75,000円より |
| 含まれるもの | 宿泊2泊、食事(朝2回、昼1回、夜2回)、1日目スナック飲み放題、各施設の受入体験料、旅行傷害保険 |
| 含まれないもの | 滞在中の移動費、夕食時のドリンク、個人的な費用 |
| 集合場所 | 現地集合 |
| 最少催行人数 | 2名(最大6名まで) |
| 服装 | 動きやすい服装 冬季は、防水防寒ウエア、長靴、手袋があると楽しめます。 |
| 持ち物 | ※パジャマ、歯ブラシはご持参ください。 ※日焼け止め・虫よけがあると安心です。 |
| 宿泊先 | 1泊目:タスパークホテル長井(ツインルーム) 2泊目:民宿奥川入(和室) |
| 受付締切 | 参加日の20日前 |
| キャンセル規定 | 20日前以降・・代金の20%、10日前以降・・代金の50%、当日または無連絡不参加・・代金の100% |
| お支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード(VISA、MASTER) ※詳細は、お申し込み後にメールにてご案内致します。 |
| その他のご案内 | ・現地の移動は、ご自身でのマイカーやレンタカーでの移動を想定しています。 ・2泊目の宿では、稲作を行っているためカメムシが同居しております。奥川入ファミリーのメンバーとして温かく見守ってください。 |

