【8月10日】超繁忙期の農家の仕事と暮らしに触れる旅

《持続可能な農業を考える援農モニターツアー》

あうたび唐沢です。
今回は、いつものツアーとは異なる「援農モニターツアー」です。多くの農家では、繁忙期になると人手が不足し、農閑期には、それほど人手を必要としない。しかし、ピーク時の忙しさは、私達の想像を超える過酷な作業となり高齢の農家や単身で農業を行うものには大変厳しい状況です。

そこで、あうたびで日頃からお世話になっている農家さんと都会で暮らす人を援農という仕組みで繋ぐ事ができないか?と考えました。今回は、東京から移住し福島県二本松市で有機農業団体を立ち上げた関 元弘さんにご協力いただき援農モニターツアーを開催します。

今年のお盆休みは、運動不足の解消と超忙しい農業の現場を実際に体験してみませんか?都会で働く皆様にもきっと新しい発見があると思います。

ご注意)収穫体験ツアーではないため、野菜を収穫してお持ち帰りいただくイベントではありません。農家の仕事を真剣にお手伝いいただき、収穫だけでなく農作業全般をお手伝いいただきます。

※援農とは「無償もしくは最低賃金以下の謝礼や農産物を得つつ、農家の農作業を都市住民等が手伝うもの」とあります。

参加費用(実費負担のみ):10,000円
詳しくは下記をご覧ください。

【こんな方におすすめです】
◎農業の現場を手伝って見てみたい方
◎有機農業に興味のある方
◎爽やかに汗を流してみたい方
◎都会の暮らしに疑問を感じている方

イベントお申込み

【夢は「農業のディズニーランド」】ホスト 関 元弘さん

「夢は農業のディズニーランド」と真面目な顔で話すのは、福島県旧東和町(現二本松市)に移住して13年目の関元弘さん。東京出身の関さんは、大学を卒業すると農林水産省にキャリア官僚として入省。平均的な公務員より恵まれた給料と約束された将来を手に入れたはずでしたが、数年働くうちに書類の中で生きている自分に違和感を感じ始めました。

そんなある時、人材交流事業で東和町役場へ2年間出向したのをきっかけに、自ら農業をやってみたいという気持ちに。その後、思いは強まり就農先を探した結果、同僚だった妻の奈央子さんと東和町へ移住。官僚の地位を捨て農業の世界へ飛び込んだのは、35歳の春でした。

結(ゆい)の精神が息づく東和へ

 移住して最初に借りた畑は、20年以上放置された桑畑で農業を始めるには一から開墾をする必要がありました。桑の木を一本一本取り除くのは容易な作業ではありません。夫婦で気の遠くなるような作業をしていると「大変な事は、一人でやったら駄目だよ」と地元の仲間が集まり、ユンボ(建設機械)を使って開墾作業を手伝ってくれました。

「東和には、そんな結の精神が根付いているんです。」とここに住むことを決めた理由を関さんは話してくれました。自分がお世話になった分は、新しく新規就農で東和にやってくる人達に返して行くそうです。
※結の精神とは、田植えや稲刈り、冠婚葬祭など人手が必要な時にお互いに助け合うという相互扶助の精神。

醸造家としてのスタート

新規就農してからの数年間、冬になると地元の大七酒造(江戸時代から続く老舗の酒蔵)で蔵人として働いていました。もともと日本酒好きだった事もあり、自分でも酒を造りたいと醸造免許の申請を考えましたが、国の方針などで断念。どうしても醸造家になりたいという思いから、発泡酒の免許に切り替えて申請しました。

ところが申請の直後にあの震災が起こりました。税務署の担当者から「今はやめた方が良いのでは?」と延期を促されましたが、「こんな時だからこそやります。」と強気な姿勢で醸造をスタート。ななくさビーヤと名付け、副原料に柿・ゆず・洋梨など地元で取れた農作物を使い、酵母が生きている無濾過の発泡酒を製造販売しています。

ふくしま農家の夢ワイン立ち上げ

苗木を植え一からぶどうを育ててます
2010年のある日、関さんや地元農家が集まり酒盛りをしていると町おこしのために何かやろうという話に。「ワイン造りがいいでねぇか?」ワイナリーなら人がたくさん集まるのではと、農家のおやじ達の夢は膨らみ2012年秋、関さんをはじめ地元農家が出資をして「ふくしま農家の夢ワイン株式会社」が誕生しました。ワイン特区に認定され、最初は震災の風評被害で行き場を失ったりんごを使い、シードルの醸造から始めました。

あれから9年、ワイナリー周辺の荒れてしまった桑畑に、毎年数千本単位の苗木を植え年々規模を拡大。JALの機内誌でも紹介され、JR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE四季島」で採用されたりと存在感を増しています。

取材を終えて

「バカヤロー!」酔うと決まって飛び出すいつものフレーズ(一体何に向かって叫んでいるのか?笑)。成し遂げてきた偉業の数々からは、想像が出来ないほどの飲ん兵衛なおじさんです。言いぱなしが大嫌い「酒の席で約束した事もオレは必ず守っかんね。」といつでも有言実行で、周りの皆からの信頼も厚い。

「ベンツは買えなくとも、頑張ればカローラくらい買えっからね。」と農家であることに誇りを持つ。狩猟免許を取得し、自宅の納屋をゲストハウスに改装し、夢の実現に向けて着々と準備を進めています。「農業のディズニーランド」実現はそう遠くないかもしれません。都会での生活に感じる不安や疑問に対する答えが、関さんのところにあるような気がしました。

<マスコミ掲載>
NEWS ZERO(2014.12月)
文芸春秋(2016.10月号)地方は消滅しない
中央公論(2016.8月号)地ビールで震災からの復興を
東北のすごい生産者に会いに行く(柴田書店)

農作業のお手伝い

8月は最も忙しい時期となり収穫作業や収穫が終わった畑の片付け、袋詰作業など早朝から晩まで休む暇がありません。今回のツアーでは、農家さんの仕事全般をお手伝いいただきます。脱水症状など体調面は各自十分に気をつけて作業を行って下さい。※長袖・長ズボンが基本となります。汚れても良い服装・靴で、帽子、軍手、汗拭き用のタオルなど各自ご用意下さい。

仕事をする上で「人に教えている暇があったら自分がやった方や早い。」と考える人も多い。農作業もオフィスワークも同じで、全て自分で抱え込んでいては限界がある。今回は、教える側と教わる側、手伝う側と手伝ってもらう側。それぞれの立場から色々と考えるきっかけになったらと思います。

バーベキューで懇親会

農作業の後は、新鮮野菜を使ったバーベキューの懇親会。関さんの造ったクラフトビール「ななくさビーヤ」や二本松の地酒を楽しみます。楽しい時間があると明日への活力に繋がります。

ななくさビーヤ
関さんは自虐的に「日本一不味いビール」と呼んでいるが、しっかりとコクがあり今どきのビールには無い深い味わいが特徴のビール。当初は発泡酒でしたが、ビールの定義が変更となり現在はビールとして販売されている。

地元の皆さんと懇親会

2日目の農作業終了後、関さんの住む戸沢7区のみなさんと昼食を兼ねた懇親会。夏の風物詩「流しそうめん」を地区の皆さんと楽しみます。2日間お疲れ様でした。

今回は、あうたび初の援農ツアーのため、参加者・受け入れ側の負担を考慮して1泊2日の工程となっております。今後は、中・長期滞在の企画も予定しております。

イベントお申込み

時 間 内 容 食 事
8月10日(
8:00 都内集合(王子駅予定)
送迎車にて二本松へ(途中、サービスエリアなどで各自昼食)
※交通渋滞などを考慮して適宜移動します。
14:00 農作業の前に注意事項などの説明
農作業補助(収穫、片付け、清掃などのお手伝い)
収穫作業の他にも農家さんの仕事は多岐に渡ります。各農家さんの指示に従い作業をお願いします。
18:00 農作業終了
各自シャワーなど浴びて汗を流して下さい。(時間があれば、近所の名目津温泉へ行きます)
19:00 農家さんを交えた懇親会(農作業の都合により何名の農家さんが参加出来るかは未定)
関さんが造ったクラフトビール飲み放題!採れたての夏野菜のバーベキューと共にお楽しみ下さい。
※BBQの準備や後片付けも皆さんで行っていただきます。
 夕食
21:00 懇親会終了。
明日の作業に備え早めにお休み下さい。
8月11日(
5:00 朝の農作業
農作業補助(収穫、片付け、清掃などのお手伝い)
収穫作業の他にも農家さんの仕事は多岐に渡ります。各農家さんの指示に従い作業をお願いします。
8:00 朝食休憩
※朝食の準備や後片付けも皆さんで行っていただきます。
 朝食
9:30 午前の農作業
農作業補助(収穫、片付け、清掃などのお手伝い)
収穫作業の他にも農家さんの仕事は多岐に渡ります。各農家さんの指示に従い作業をお願いします。
12:00 町内会のイベントに飛び入り参加
戸沢七区保全会の皆さんと昼食
子供たちと一緒に流しそうめんを楽しみます。
昼食
13:30 送迎車にて帰路へ。
途中、お土産購入など
18:00 都内にて解散

※時間は目安となります。現地事情や交通事情により変更となる場合がございます。

旅行代金 大人10,000円(お子様不可)
含まれるもの 往復交通費、宿泊費、食事(朝1、昼1、夕1)、懇親会費(アルコール込)、旅行傷害保険
集合場所 王子駅
集合時間 8:00
宿泊先 農家 ※男女別相部屋
(パジャマ、タオル、バスタオル、歯ブラシは各自ご持参下さい)
最少催行人員 3名(最大受付人数:6名)
服装・持ち物 タオル、軍手、帽子、雨合羽、汚れても良い服装
キャンセル料について 14日前以降・・代金の20%、7日前以降・・代金の30%、前日以降・・代金の40%、当日・・代金の50%、ツアー開始後または無連絡不参加・・代金の100%
必ずご確認ください 標準旅行業約款旅行条件書を必ずご確認ください
受付締切 催行日の10日前 ※定員になり次第締め切らせて頂く場合もございます。
参加資格 健康で真面目に農作業を行っていただける方

関 元弘(せき・もとひろ)
1971年東京都生まれ。元農林水産省の官僚。在職中の1999年、人事交流で福島県東和町役場へ出向。2004年農水省を退職。新規就農を志し、2006年9月に同僚だった妻の奈央子さんと二本松市東和地区へ移住し「ななくさ農園」を開園。2008年有機JASの認定を受け、2011年には、安達郡内の有機農家達と「オーガニックふくしま安達」を設立し、首都圏等への組織的出荷を開始。また、同年に農業の6次化を目指し、酒類製造免許を取得「ななくさナノブルワリー」として、地域オリジナル発泡酒の製造も始める。更に、2012年には、地域内の農家と共に「ふくしま農家の夢ワイン株式会社」を設立し、東和オリジナル果実酒の製造を行い、地域活性化起爆剤となるべく地元農家と奮闘中。2013年3月、茨城大学名誉教授 中島紀一先生を塾長に迎え、「あぶくま農と暮らし塾」を設立、地域内外の者が共に学び交流する活動にも取り組んでいる。

【旅行企画・実施】
あうたび合同会社(東京都知事登録旅行業第2−7472)
東京都北区赤羽1-59-8ヒノデビル4F
電話:03-6356-4461
担当:唐沢
メール:info@autabi.com

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