【8月31日】有機農業と里山での暮らしと人々に触れる旅

《移住をお考えの方必見!候補地として一度訪れて見ませんか!?》

この企画は「ふくしま県北移住促進事業」の一環としてのツアーです。

あうたび唐沢です。
都会での暮らしは、仕事や職場の人間関係など多くのストレスにさらされています。今の生活が本当に自分にあっているのか?誰もが一度くらい考えた事があるかもしれません。今回は、都会から田舎へ移住して有機農業や自分のやりたい事を仕事にして自分らしく生きる人々に会いに行きます。

福島県二本松市東和地区は、人口約6,000人で里山の風景が広がる中山間地域。古くから養蚕が盛んな場所でしたが、養蚕業の衰退と共に少量他品目栽培の有機農業を確立しました。使われなくなった桑の葉を活用した加工品の開発なども行われています。

東和では、人と人の繋がりが強く「結の精神」が昔から根付いています。田舎暮らしを考えている方、今の暮らしに疑問を持っている方に是非足を運んで見てもらいたいと思っています。自分らしく生きるとは何か?その答えがここにあるかもしれません。
※結の精神とは、田植えや稲刈り、冠婚葬祭など人手が必要な時にお互いに助け合うという相互扶助の精神。

参加費用(実費負担):18,000円
詳しくは下記をご覧ください。

【こんな方におすすめです】
◎農業をやりたいと思っている方
◎移住先をお探しの方
◎活躍するフィールドを探している方
◎新しい事にチャレンジしたい方

メインホスト 関 元弘さん

「夢は農業のディズニーランド」と真面目な顔で話すのは、福島県旧東和町(現二本松市)に移住して13年目の関元弘さん。東京出身の関さんは、大学を卒業すると農林水産省にキャリア官僚として入省。平均的な公務員より恵まれた給料と約束された将来を手に入れたはずでしたが、数年働くうちに書類の中で生きている自分に違和感を感じ始めました。

そんなある時、人材交流事業で東和町役場へ2年間出向したのをきっかけに、自ら農業をやってみたいという気持ちに。その後、思いは強まり就農先を探した結果、同僚だった妻の奈央子さんと東和町へ移住。官僚の地位を捨て農業の世界へ飛び込んだのは、35歳の春でした。

結(ゆい)の精神が息づく東和へ

移住して最初に借りた畑は、20年以上放置された桑畑で農業を始めるには一から開墾をする必要がありました。桑の木を一本一本取り除くのは容易な作業ではありません。夫婦で気の遠くなるような作業をしていると「大変な事は、一人でやったら駄目だよ」と地元の仲間が集まり、ユンボ(建設機械)を使って開墾作業を手伝ってくれました。

「東和には、そんな結の精神が根付いているんです。」とここに住むことを決めた理由を関さんは話してくれました。自分がお世話になった分は、新しく新規就農で東和にやってくる人達に返して行くそうです。
※結の精神とは、田植えや稲刈り、冠婚葬祭など人手が必要な時にお互いに助け合うという相互扶助の精神。

醸造家としてのスタート

新規就農してからの数年間、冬になると地元の大七酒造(江戸時代から続く老舗の酒蔵)で蔵人として働いていました。もともと日本酒好きだった事もあり、自分でも酒を造りたいと醸造免許の申請を考えましたが、国の方針などで断念。どうしても醸造家になりたいという思いから、発泡酒の免許に切り替えて申請しました。

ところが申請の直後にあの震災が起こりました。税務署の担当者から「今はやめた方が良いのでは?」と延期を促されましたが、「こんな時だからこそやります。」と強気な姿勢で醸造をスタート。ななくさビーヤと名付け、副原料に柿・ゆず・洋梨など地元で取れた農作物を使い、酵母が生きている無濾過のビールを製造販売しています。

ふくしま農家の夢ワイン立ち上げ
苗木を植え一からぶどうを育ててます
2010年のある日、関さんや地元農家が集まり酒盛りをしていると町おこしのために何かやろうという話に。「ワイン造りがいいでねぇか?」ワイナリーなら人がたくさん集まるのではと、農家のおやじ達の夢は膨らみ2012年秋、関さんをはじめ地元農家が出資をして「ふくしま農家の夢ワイン株式会社」が誕生しました。ワイン特区に認定され、最初は震災の風評被害で行き場を失ったりんごを使い、シードルの醸造から始めました。

あれから9年、ワイナリー周辺の荒れてしまった桑畑に、毎年数千本単位の苗木を植え年々規模を拡大。JALの機内誌でも紹介され、JR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE四季島」で採用されたりと存在感を増しています。

取材を終えて

「バカヤロー!」酔うと決まって飛び出すいつものフレーズ(一体何に向かって叫んでいるのか?笑)。成し遂げてきた偉業の数々からは、想像が出来ないほどの飲ん兵衛です。言いぱなしが大嫌い「酒の席で約束した事もオレは必ず守っかんね。」といつでも有言実行で、周りの皆からの信頼も厚い。

「ベンツは買えなくとも、頑張ればカローラくらい買えっからね。」と農家であることに誇りを持つ。狩猟免許を取得し、自宅の納屋をゲストハウスに改装し、夢の実現に向けて着々と準備を進めています。「農業のディズニーランド」実現はそう遠くないかもしれません。都会での生活に感じる不安や疑問に対する答えが、関さんのところにあるような気がしました。

<マスコミ掲載>
NEWS ZERO(2014.12月)
文芸春秋(2016.10月号)地方は消滅しない
中央公論(2016.8月号)地ビールで震災からの復興を
東北のすごい生産者に会いに行く(柴田書店)

1日目 13:00 農業と醸造のある暮らし

今回のメインホストの関さんは、東京から移住して13年。本業である農業の他に、冬場のビール醸造、各地の講演など様々な活動に取り組んでいます。移住してから現在に至るまでの貴重な体験を飾らない言葉で話してくれます。

お話しの後は、実際に畑に出て農作業を体験していただいたり、クラフトビールの醸造所も見学します。

◎本物の農家からリアルな現実と本音を聞ける貴重な時間です。

16:30 地元の名目津温泉へ

地元の人で賑わう名目津温泉。震災の時に源泉の場所が変わってしまい、全て建て直したそうです。泉質は、単純弱放射能冷鉱泉(ラドン鉱泉)で、痛風、動脈硬化、高血圧、慢性胆嚢炎、胆石、慢性皮膚病(アトピー)、慢性婦人病などに効果があると言われています。
◎お湯が熱めなので、懇親会のビールが一層美味しくなります(笑)

18:00地元の方と懇親会

田舎では、集落の人達が集まって飲み会をしたり、農家仲間との会合など何かとお酒の席が多いものです。今回のツアーでは、地元の会合さながらの懇親会を開催します。関さんのクラフトビール、ふくしま農家の夢ワイン、二本松の地酒を飲みながら皆さんとの交流をお楽しみ下さい。

ななくさビーヤ
◎酒の席だからこそ、地元の皆さんと本音トークをしてみて下さい。

2日目 9:00 ふくしま農家の夢ワイン

農家のおやじ達が出資して2012年に立ち上げたワイナリー。地元産果実100%で全てハンドメイドのワインやシードルが自慢です。全員が素人だったので、ぶどうの苗の選定、ぶどうの栽培、商品企画からクラウドファンディング挑戦など、これまでの軌跡についてお話しを伺います。

◎夢は必ず実現できる。ゼロからワイナリーを立ち上げたストーリー感動。

10:15 地元の方との情報交換会

二本松に移住をした方をお招きして意見・情報交換会。仕事の事、暮らしの事など何でも質問をしてみて下さい。ワインを片手にリラックスした雰囲気の中、ざっくばらんな話で盛り上がります。

◎皆さんそれぞれの人生観。先輩の話を聞くことはとっても参考になります。

12:00 ロックフェスイベント

毎年恒例のふくしま農家の夢ワインで開催されるロックフェス。県内をはじめ首都圏から若手のバンドを招いてワインと音楽のマリアージュ。本格的な窯焼き手作りピザなども楽しめます。たまたま開催日に重なったので、あうたびツアーももちろん参加します。

◎地元のイベントに参加することで、リアルな日常が見えてきます。

時 間内 容食 事
8月31日(
8:00都内集合(王子駅予定)
レンタカーにて二本松へ(途中、サービスエリアなどで各自昼食)
※交通渋滞などを考慮して適宜移動します。
13:00オリエンテーション
◎自己紹介
◎今回の旅の目的、期待している事など
13:30メインホスト:有機農業家 関元弘さん
◎農業と暮らしについてのお話し
◎クラフトビール醸造所見学
◎有機農業体験
16:00地元で人気の名目津温泉へ(各自精算500円)
※各農家民宿にもお風呂はあります。
18:00先輩移住者や地元の方との懇親会(ゲスト3名予定)
◎地元の方や移住者の方を交えた夕食懇親会
◎関さんのクラフトビールや地元のワイン、二本松の地酒を味わいます
◎夕食は、都内でレストランを経営していた樋口シェフが担当
 夕食
21:00懇親会終了
話も尽きないと思いますので、2次会は各自ご自由にどうぞ。
9月1日(
7:30宿にて朝食朝食
9:00ふくしま農家の夢ワイン
地元の農家8人で立ち上げた夢ワインへ。
◎ワイナリーの見学
◎立ち上げから今までの取り組みのお話し
10:15先輩移住者と情報交換、交流会(ゲスト3名予定)
ワインを片手にざっくばらんな交流タイム
◎仕事の話し、暮らしの話しなど
◎移住したきっかけ、経緯など
12:00交流会終了後、ワイナリーイベント「ロックフェス2019」に参加
各地からバンドが集まり音楽と食、ワインなどを楽しみます。
手作りピザなどを味わいながら楽しい時間をお過ごし下さい。
昼食
14:00レンタカーで帰路へ
18:00都内にて解散

※時間は目安となります。現地事情や交通事情により変更となる場合がございます。

旅行代金 【都内発着】大人18,000円・小学生15,000円・幼児5,000円
【現地集合】大人13,000円・小学生10,000円・幼児1,000円
含まれるもの 往復交通費、宿泊費、食事(朝1、昼1、夕1)、懇親会費、旅行傷害保険
集合場所・時間 【都内発着】王子駅(JR、南北線、東京さくらトラム)
【現地集合】 二本松駅(JR東北線)又は現地直接集合
集合時間 【都内発着】8:00
【現地集合】12:15
宿泊先 農家民宿 ※男女別相部屋
(パジャマ、タオル、バスタオル、歯ブラシは各自ご持参下さい)
最少催行人員 4名(最大受付人数:6名)
服装・持ち物 汚れても良い服装(農作業用)、雨具
キャンセル料について 14日前以降・・代金の20%、7日前以降・・代金の30%、前日以降・・代金の40%、当日・・代金の50%、ツアー開始後または無連絡不参加・・代金の100%
必ずご確認ください 標準旅行業約款旅行条件書を必ずご確認ください
受付締切 催行日の10日前 ※定員になり次第締め切らせて頂く場合もございます。
参加資格 健康で真面目に農作業を行っていただける方

関 元弘(せき・もとひろ)
1971年東京都生まれ。元農林水産省の官僚。在職中の1999年、人事交流で福島県東和町役場へ出向。2004年農水省を退職。新規就農を志し、2006年9月に同僚だった妻の奈央子さんと二本松市東和地区へ移住し「ななくさ農園」を開園。2008年有機JASの認定を受け、2011年には、安達郡内の有機農家達と「オーガニックふくしま安達」を設立し、首都圏等への組織的出荷を開始。また、同年に農業の6次化を目指し、酒類製造免許を取得「ななくさナノブルワリー」として、地域オリジナル発泡酒の製造も始める。更に、2012年には、地域内の農家と共に「ふくしま農家の夢ワイン株式会社」を設立し、東和オリジナル果実酒の製造を行い、地域活性化起爆剤となるべく地元農家と奮闘中。2013年3月、茨城大学名誉教授 中島紀一先生を塾長に迎え、「あぶくま農と暮らし塾」を設立、地域内外の者が共に学び交流する活動にも取り組んでいる。

【旅行企画・実施】
あうたび合同会社(東京都知事登録旅行業第2−7472)
東京都北区赤羽1-59-8ヒノデビル4F
電話:03-6356-4461
担当:唐沢
メール:info@autabi.com

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次