【10月19日】茨城の酒造りと漁師の暮らし日常に触れる旅

《2つの酒蔵を巡り名物あんこう鍋や生しらすを堪能する2日間》

あうたび代表の唐沢です。
今回は、春に開催したツアーの秋編です。石岡市・日立市の酒蔵を巡り蔵の中を見学。名物あんこう鍋を食べながらの懇親会には、両蔵から杜氏さんや地元漁師さんをお招きしての懇親会。

翌日は、漁船に乗り込みしらす漁に同行し生しらすの甘みを堪能。震災から復興を遂げた民宿の名物オヤジとの出会いもあり、茨城の酒・食・人をたっぷり感じる2日間です。
【企画協力】NPO法人蔵人応援団

【こんな人におすすめ】
◎酒蔵・酒造に興味がある方
◎杜氏さんと直接話してみたい方
◎漁業など一次産業に興味のある方
◎人と会う話すことが好きな方

<今回会いに行く人>
廣瀬商店 廣瀬慶之助さん
廣瀬商店 久保田通生さん
森島酒造 森嶋正一郎さん
暁園 仁井田康昌さん
大津漁協 井上清一さん
他、地元の方々にもご参加頂きます。

旅行代金:39,000円(会員価格あり)
詳しくは下記をご覧ください。

あうたびは、人に会うことをテーマにした旅です。その土地の人に会い、美味いもの食べて、一緒に酒を飲み、交流する旅です。企画の前に何度もその土地を訪れ、取材をして打ち合わせを重ね信頼関係を築いた上でツアーを開催しております。普通のツアーでは決して体験することの出来ない地元の人々との交流や特別な体験をお楽しみ下さい。

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茨城の地酒
茨城県には、久慈川、那珂川、筑波山、鬼怒川、利根川の5つの水系があります。酒蔵の数も関東では、最も多い40の蔵がありこだわりの酒を醸しています。全国新酒鑑評会でも、多くの蔵元が金賞を受賞しています。

【メインホスト】森島酒造 森嶋正一郎さん

1975年1月姉と妹の4人兄弟の長男として生まれる。幼い頃から将来は酒蔵を継ぐつもりだったと話してくれました。東京の大学を出てから2年は、滋賀県の酒蔵で能登杜氏のもと酒造りの基本を学びました。

その後、1999年に茨城の実家に戻り森島酒造へ入社。南部杜氏の下で酒造りを学び7年が過ぎた時、自らも南部杜氏になるべく杜氏試験を受けました。

南部杜氏を受験するには、実務経験に応じた経歴点の制度があり県外会員は、20点以上の持ち点がないと受験する事ができません。1年間の実務で取得できる点数は決められており、杜氏5点、頭(かしら)4点、麹屋・酛屋3点。

当時、麹や酛を担当していた正一郎さんが得られるのは1年間で3点のみ。受験資格を得るまでに7年の歳月を要しましたが、みごと一発で合格し南部杜氏の資格を取得しました。

資格を取得後も、それまでのベテラン杜氏からまだまだ学ぶ事も多く、一蔵人として酒造りに励みました。さらに数年が過ぎた後に自分の造りたい酒の方向性も定まり2015年より森島酒造の杜氏に就任しました。


酒造りに携わること13年「自分も少しは日本酒に明るくなってきた頃だった」と当時を振り返る。今季で4造り目の若き杜氏は、綺麗過ぎずある程度の酸が感じられる食中酒を目指しているという。これからますますの活躍が期待される。

取材を終えて
最初にお会いした時は、いかにも酒蔵の杜氏さんという印象で緊張しましたが、お話をするうちに気さくで柔らかな人だなと感じました。

同年代ということもあり色々なお話をしてくださり「子供の頃はここでよく遊んだんですよ。」と蔵から70歩の海水浴場まで案内してくれました。海からすぐの酒蔵は、震災の時に半壊。周囲からは移転を勧められたが家族で話し合い、この土地で酒造りを続けることを決めたそうです。

【1日目】10:00白菊の醸造元 廣瀬商店

蔵を案内してくれるのは、ベテラン蔵人の久保田通生さん。廣瀬商店(旧白菊酒造)は、「白菊」の醸造元として知られる茨城県石岡市にある老舗の酒蔵です。石岡市は、筑波山系の清水(ミネラルが豊富で鉄分を含まない)を使用し、古くから酒造りの街として知られ「関東の灘」と呼ばれていました。

霞ヶ浦から伸びる河川を活用した水運が発達し、酒以外にも重量物を容易に運搬することができたので、多くの味噌・醤油蔵があったと言われています。現在、市内では4つの蔵が酒造りを行っています。

廣瀬商店では、200年以上に渡り地元の方に愛され飲み飽きしない味わいのお酒を造り続けています。酒造りを沢山の方に知ってもらいたいという思いから、積極的に蔵を案内してくれます。冬には蔵人体験なども受け入れています。

夜の懇親会には、廣瀬商店8代目の慶之助さんにお越しいただきます。
廣瀬慶之助さん

11:30 割烹旅館いずみ荘 昼食

石岡市にある割烹旅館いずみ荘で昼食。笑顔が素敵な女将の石本恵子さんが出迎えてくれる霞ヶ浦の川魚料理が人気のお店です。特におすすめなのが、鯉のうま煮やうな重。白菊と一緒に楽しみたい逸品です(昼食は各自ご精算下さい)。

14:00 大観の醸造元 森島酒造

森島酒造は、太平洋に面した茨城県日立市にある「大観」の醸造元として知られる酒蔵です。杜氏の森嶋正一郎さんの案内で蔵の中を見学します。

昭和20年の第2次世界大戦で蔵や家屋を焼失しました。物資不足の中、建材の大谷石を手に入れることができ、翌年には石造りの酒蔵を建設して酒造りを再開。

終戦後の混乱の中、地元の復興に力を注いだ四代目森嶋浩一郎氏は、親交を深めていた水戸市出身である近代日本画の巨匠・横山大観の元を訪ねました。大観といえば「日本酒」といわれるほどの大酒飲で有名な方でした。(写真:横山大観)

大観はその後、北茨城の五浦に移り住み、画作に励んだ時代がありました。その頃から森島酒造の酒を愛飲しており、酒の旨さと浩一郎氏の復興に対する尽力を讃え、自らの雅号「大観」を酒に命名。こうして、森島酒造の銘柄「大観」は生まれました。

森島酒造のすぐ近くには、美しい太平洋が望めます。この海で穫れる美味い魚との相性が抜群のお酒です。

16:30 海の見える温泉へ

横山大観が移り住んだ地として知られる五浦。露天風呂から太平洋が望める温泉で汗を流します(五浦観光ホテル・入浴料各自精算)。※宿泊先の平潟温泉でもお風呂があるので、こちらの入浴は任意です。

19:00 杜氏さんを交えた懇親会

白菊の8代目廣瀬さん、森島酒造の森嶋杜氏、地元の漁師さんなどをお招きしての懇親会。白菊、大観を味わいながら、地元で捕れた名物あんこう鍋と郷土料理どぶ汁の食べ比べなど海の幸を堪能します。お酒も進むと会話もはずみ時間が過ぎるのを忘れます。

名物あんこう鍋を食べ比べ

国内でも随一のあんこうの水揚げを誇る茨城県。中でも聖地と呼ばれている北茨城市で、浜から仕入れた新鮮なあんこう使った料理をお楽しみいただきます。冬の2大グルメ「あんこう鍋」と郷土料理の「どぶ汁」をひと足早く食べ比ます。

2つ違いは、あんこう鍋は水を使う一方で、どぶ汁は、あんこうと野菜の水分のみで仕上げます。その分、超濃厚なあんこう鍋といった感じになり旨味が凝縮されます。プリプリの身に肝の旨みやヒレから出たコクが加わりまさに絶品。ここに来なければ味わえない絶品なあんこう鍋です。

【宿泊】汐騒の宿 暁園

今回お世話になる宿の代表・仁井田康昌さんにお話を伺いました。暁園は、ネット予約サイトで数々の賞を受賞しておりハイシーズンは連日満室という人気の宿です。

「うちの自慢は魚料理。浜から直接仕入れてますからね。」と康昌さん。近くには平潟漁港や大津漁港など県内でも有数の漁港があり漁業の町として栄えています。康昌さんが幼い頃に祖父と父が始めた民宿は、夏は海水浴客、冬はあんこう目当ての客で繁盛していました。

それから時代の流れとともに民宿に泊まる人も減り、周辺でも廃業する宿が目立ち始めました。家業を継がなかった康昌さんは、都会で板前をしていましたが、父の体調不良をきっかけに茨城へ戻り民宿を手伝うことに。しかし、意見の食い違いなどで喧嘩をする事も多かったそうです。

それから6年後の2011年東日本大震災により暁園は全壊。「これからどうするんだ・・。」と途方に暮れました。
しかし「自分には、民宿しかない。」と再出発を決心した康昌さんは、銀行に頭を下げてまわり資金を集め現在の場所に新しく暁園を建てました。(現在の暁園)

今までやったこともなかった、ネットからの集客にも積極的に取り組み試行錯誤の毎日。3年前に父親を亡くし、一人で宿を切り盛りする康昌さんから、苦境から立ち上がり人気の宿に成長するまでのお話も伺えます。

「毎月の温泉代がバカにならないんですよ。」と源泉かけ流しにこだわる暁園のお風呂。宿の近くには、美しい海が広がりのんびりとしたとても静かなロケーションです。

【2日目】 9:30 大津漁港しらす漁

漁業体験をお願いするのは、漁師の井上清一さん。井上さんは、奥様と二人三脚で漁師歴35年以上という大ベテラン。息子さんが二人いらっしゃるそうですが、漁師の道には進まなかったため井上さんの代で終わりになるそうです。

一般的に漁師になるには、漁業権の問題など参入障壁が高く、親兄弟、血縁関係がない限り新規で漁師になる人は殆どいません。他人を雇ってまで船を出す漁師は無いそうです。

ライフジャケットを着用したら、井上さんの案内でしらす漁に出ます。しらすと言えども漁は、獲物の争奪戦。多い日には、50〜60もの船が競い合うように網を投げ入れます。今回の漁は、安全な海域で行いますのでご安心下さい。

10:30 魚捌きと生しらす調理

大津港にある漁業歴史資料館「よう・そろー」にて、魚のさばき体験。鱗のとり方、包丁の使い方などを地元の方から教えてもらいます。先程の漁で捕れたしらすや偶然網に入った魚(ヒラメ、サヨリなど)があれば一緒に調理します。

12:30 生しらす丼の贅沢な昼食

自分たちで調理した魚料理と地酒の昼食。捕れたての生しらすは、絶品!贅沢に生しらすの天ぷらなども楽しめます。※海の状況によりしらすが捕れない場合もあるのでご了承下さい。

以上、2日間でたっぷりと茨城を満喫していただくツアーです。皆さん本当に良い人ばかりで、あなたの想像以上に楽しんでいただける企画です。文字では伝えきれない、人と人のリアルな繋がり、人の優しさ空気の美味しさを是非現地で体験して下さい。あうたび 代表 唐沢

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<スケジュール>

時 間 内 容 食 事
10月19日(
8:30 王子駅(JR・南北線・都電荒川線)集合
首都高・常磐道経由で石岡へ
10:00 白菊醸造元の廣瀬商店へ
蔵人の久保田さんの案内で蔵の中を見学します。
11:30 いずみ荘で昼食(各自精算)
霞ヶ浦で捕れた魚(鯉のうま煮、うなぎなど)料理が絶品です。
14:00 大観醸造元の森島酒造へ
杜氏の森嶋さんの案内で酒造りが始まった蔵の中を見学します。
16:30 五浦観光ホテル別館大観荘で入浴(入浴料各自精算)
源泉かけ流しの天然温泉をお楽しみください。
※温泉に入らない場合は、ロビーなどでご休憩いただくこともできます。
19:00 暁園(宿)にて廣瀬さん・森嶋さんを交えた懇親会
白菊と大観の飲み比べ!
いよいよシーズン到来!あんこうや海の幸をたっぷりご用意。
名物あんこう鍋と郷土料理どぶ汁の食べ比べをお楽しみ下さい。
夕食
21:00 懇親会終了
有志の皆さんで2次会もどうぞ!
10月20日(
7:30 宿にて朝食
季節の魚など海の近くならではの朝食をどうそ。
朝食
9:30 漁師の井上清一さんを訪問
しらす漁に同行させていただきます。(安全のためライフジャケットの着用をお願いします)
10:30 魚捌き教室と調理体験
地元の方から魚の捌き方を教えていただき自分たちで昼食を作ります。
12:30 魚料理の昼食
地酒を楽しみながら生しらす丼など贅沢な昼食をどうそ。
※海の状況によりしらすが捕れない場合は、別の魚をご用意します。
昼食
14:00 お土産など購入して帰路へ
常磐道経由王子へ
17:30 王子駅着。解散

※時間は目安となります。内容に関しても現地事情や進捗状況により、適宜変更をさせていただく場合がございます。

旅行代金 大人39,000円(蔵人応援団員・あうたび会員37,000円)
※蔵人応援団への入団をご希望の方はこちらをご覧ください。
料金に含まれるもの 往復交通費、宿泊代金、食事代金(朝1回、昼1回、夜1回)、懇親会費、見学受入、体験代、旅行傷害保険
集合場所 王子駅(JR・南北線・都電荒川線)
集合時間 8:30
宿泊先 汐騒の宿 暁園(※男女別相部屋
最少催行人員 10名(最大受付人数:12名)
ツアー催行日の14日前までに最少催行人員に満たない場合、ツアーを中止させていただきます。
キャンセル規定 14日前以降・・代金の20%、7日前以降・・代金の30%、前日以降・・代金の40%、当日・・代金の50%、ツアー開始後または無連絡不参加・・代金の100%
必ずご確認ください 標準旅行業約款旅行条件書を必ずご確認ください
受付締切 催行日の10日前 ※定員になり次第締め切らせて頂く場合もございます。
あうたび会員について 現在会員制度の準備中のため、過去にあうたびにご参加をいただいた方を会員とさせていただいております。
特に登録や年会費等は不要です。

【旅行企画・実施】
あうたび合同会社(東京都知事登録旅行業第2−7472)
東京都北区赤羽1-59-8ヒノデビル4F
電話:03-6356-4461
担当:唐沢
メール:info@autabi.com

【企画協力】
特定非営利法人蔵人応援団
東京都練馬区中村南1丁目25-4
理事長 桐村

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