【11月30日】壮麗なる祭りに参加して 担ぐ!浴びる!呑む!

《伝統的な「木幡の幡祭り」に参加し、地酒と汗と冷水にまみれる2日間!一緒に盛り上げてくれる、お祭り男・お祭り女 大募集!!》

祭りになると踊る阿呆の血が騒ぐ、徳島県出身のマサです。

今年も福島県二本松市の隠津島(おきつしま)神社で毎年行われる木幡の幡祭り(こはたのはたまつり)に、特別に参加させていただきます。

白装束に身を包み、美しくもずっしり重い五色の幡を担いで練り歩きながら、人々と地酒を酌み交わして親睦を深める。前夜はふんどし一丁になり、気合全開で水をかぶる。アウェイ感ゼロ、伝統的なお祭りのど真ん中に入り込み、地元の人との繋がりと、得も言われぬ達成感を味わいに行きませんか?

※現時点で女性は、ふんどし姿になって水垢離をすることと、白装束姿になって幡を担ぐことはできませんが、ほとんどの行程で一緒に行動し、地元の方と交流、地酒を酌み交わしながらご参加いただけます。

あうたび史上最も気力・体力を使うツアーかもしれませんが、なんとも言い表し難い達成感を味わえ、一緒に経験した地元の方や旅の仲間との距離感がグッと近づきます。

祭りは見るだけより参加する方が絶対楽しい!都会の喧騒から離れ、田舎の喧騒に身を置く。そんな非日常の体験を一緒に味わいましょう。

<今回会いに行く人>
隠津島神社 62代目宮司 安部匡俊さん
木幡地区 地元の皆さん(大勢)

旅行代金:32,000円(女性27,000円)
詳しくは下記をご覧ください。

あうたびは、人に会うことをテーマにした旅です。その土地の人に会い、美味いもの食べて、一緒に酒を飲み、交流する旅です。企画の前に何度もその土地を訪れ、取材をして打ち合わせを重ね信頼関係を築いた上でツアーを開催しております。普通のツアーでは決して体験することの出来ない地元の人々との交流や特別な体験をお楽しみ下さい。

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重要無形民族文化財「木幡の幡祭り」

祭りの起こりは、天喜3年(西暦1055年)。今から約960年前の「前九年の役」の最中、陸奥地方鎮定に向かった源頼義とその子義家率いる軍勢は、時の豪族安倍一族との戦いに敗れ、わずか数騎で付近の農家で宿をとっていた。するとその夜、天女が夢枕に現われ「弁財天宮で祈願すれば願いが叶うだろう。」とのお告げをうけた。敗戦を覚悟していた頼義父子は夢枕に従い神社にて戦勝を祈願したところ、その夜、折からの雪で山上の木立はすべて源氏の「白旗」のように見え、攻め寄せてきた安部貞任らの軍勢は、これを源氏の大軍と思い込み、戦わずして退散してしまった。

これが陸奥鎮定の原因となり、朝延に申し上げたところ、天皇はこの山を「木幡山」、山すその別当寺院を「治陸寺」(陸奥を治める寺)と名付けられ、後冷泉天皇より宸筆(しんぴつ)の額を賜った。

その後、神仏の加護を深く信ずる郷土民により、源氏の白旗に見立てた幡を木幡山、そして別峰羽山神社に奉納する勇壮な平安絵巻「木幡の幡祭り」として950有余年にわたり引き継がれ、今に至っており、平成17年には「国の重要無形民族文化財」として指定を受けた、伝統ある祭りである。

隠津島神社 第62代宮司 安部匡俊さん


今回、祭りの指揮を執るのは、62代目の安部宮司。世襲制が当たり前の神社界において、ここ隠津島神社も代々世襲を続けています。子供は必ず後を継ぐ事になり、高校を卒業すると専門学部のある大学へ進むか、指定された神社で働きながら2年間学ぶそうです。跡継ぎがいない場合は、養子を取るか、神社本庁に依頼をして宮司を派遣してもらうことになるそうです。

日本全国に約8万社の神社があるのに対して、宮司は1万人ほどしかいないといわれており、そのため一人の宮司が別の神社の宮司を兼務する事になります。安部宮司も現在市内15の神社を兼務されており、春・秋の祭りの季節には、祭典が重なりご苦労をされています。

木幡山 隠津島神社

隠津島神社三重塔(県指定重要文化財)

隠津島神社三重塔(県指定重要文化財)

建立1250年を迎える隠津島神社の本殿には、宗像三女神が祀られています。宗像三女神は伊勢神宮・天照大神の御子神として誕生した三柱の女神で、「田心姫神(たごりひめのかみ)」「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」の三姉妹の神様です。江戸時代には、通行手形を発行する関所のような役割も果たし、宮司は帶刀も許されていました。一昨年7月に世界遺産登録をされた福岡県宗像大社の分社にあたります。

【1日目】14:00 幡祭り前日の準備に参加

お祭りで使用する幡は、各堂舎ごとに毎年新しく作ります。地元の方と一緒に準備の段階から参加します。お祭りに向けて活気ある地元の皆さんと和気あいあいと幡作りの作業です。今回ツアーの受け入れは、梨木内(なしきうち)堂舎の皆様に2日間お世話になります。

16:30 隠津島神社宮司さんのお話

お祭りの準備で大忙しの安部宮司を特別にお願いをして、幡祭りや神社の歴史、感謝の気持ちなどありがたいお話をいただきます。お話を聞いてから水垢離やお祭りに参加するので、より一層楽しむことが出来ます。

17:00 参宿所に集合

地元の方も含め水垢離に参加する方が参宿所と呼ばれる神社の施設に集まります。ふんどしの締め方、水垢離の作法などを教えて頂きます。神聖な儀式を前に、お神酒をいただき気合を入れます。(女性は見学のみとなります)

18:00 水垢離(みずごり)を体験

祭り前夜の儀式として、神社の池で水垢離(みずごり)が行われます。水垢離とは、神仏に祈願する際に冷水を浴びて、体の穢れを祓う行為。桶で13杯、17杯、23杯など奇数回浴びるのが通例となっております。

この季節の気温は、温かくても2〜3℃、場合によっては氷点下の時もあります。真冬の凛とした空気の中で、水垢離は行われます。まずは、ふんどし姿で軽くジョギングを行い身体を温めます。次に「えーさー!えーさー!」の掛け声と共にさらに気合を入れていきます。テンションが最高潮になったところで、全員一斉に冷水をかぶります。(女性は見学のみとなります)

19:00 地元の方との直会(懇親会)

水垢離の後は、先ほどお祭りの準備をお手伝いした梨木内堂舎の直会(なおらい)へお邪魔します。祭りの前夜祭として、地元の方々との懇親会をお楽しみ下さい。田舎料理と福島の地酒で盛り上がります。※直会とは、お供え物を神職や参列者が頂く事。

21:30 宿泊先の民宿で2次会

直会終了後、宿泊先の民宿へ。民宿のオヤジさんと2次会スタート!文字通りお祭り騒ぎは、夜遅くまで続きます。懇親会でたっぷり食べてきたのに、美味しい料理に箸が進みます。2次会は、あくまでも自己判断で!お疲れの方は、無理をせずに早めに休んで下さいね〜。

【2日目】 8:30 幡祭り出立式

白装束に着替えたら、地元の小学校のグラウンドへ集合。宮司さんの挨拶から始まり、木幡音頭踊り、幡競争などのイベントが開催されます。カラフルで大きな幡が並ぶ様子は圧巻です。朝から酒をあおり体を温めたら出発です。女性は幡行列と一緒にあるきながら見学となります。

10:00 幡行列出立

威勢の良い太鼓の音に見送られ、幡行列は出発します。地元の方と一緒に幡を担いでいただきますが、まずは初心者用の小さい幡で試運転。大きな幡は、地元の方でも15分くらいが限界なので、堂舎ごとにみんなで交代して担ぎます。お酒を飲みながら楽しい幡行列は続きます。

途中、昼休憩を挟み幡行列は、山頂の隠津島神社本殿を目指します。スケジュールは、工程表をご覧ください。

14:30 権立による胎内くぐり(成人の儀式)

「お山かけ」で行われる成人儀式のひとつ。羽山神社の少し手前に「胎内くぐり岩」があるが、権立はここで太刀と袈裟を納め、岩の間を抜ける「胎内くぐり」を行う。木幡地区の男子は、この祭りに権立として参加し、この儀礼を行わないと一人前として認められなかった。※胎内くぐりは、お祭りに参加しない方(女性)のみが見学可能です。

◎権立(ごんだち)
幡祭りに初めて参加をする者を権立と呼ぶ。衣装は、母親などが着た襦袢か赤字の着物など。これを着ることにより穢れを祓って一人前になれるとされる。権立は必ず「太刀」と「袈裟」を付ける。太刀は男根を象ったもので、木を削って作られている。袈裟は、三つ編みした縄に紙花を付けて縛り首にかける。

15:40 隠津島神社参拝(万歳三唱)


隠津島神社の本殿へ到着。こちらで参拝、万歳三唱をして、お祭りは終了となります。お祭りの準備から始まり、前夜の懇親会、お酒を酌み交わしながらの幡行列。重たい幡を持ちお酒を飲みながらの移動は少々大変ですが、清々しい達成感、参加者の連帯感が味わえる素晴らしい大祭です。

今回のツアーでも、地元の方との触れ合いや交流を、是非楽しんでいただきたいと思います。とにかく本当に人が良い!お祭りが終わる頃には、家族のような、昔からの友達のような感覚になります。過去の参加者は、人生観が変わった、一生に一回は絶対参加するべき祭りだと大絶賛。想像している以上に楽しい旅になると思います。 あうたび 齋藤マサ

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<スケジュール>

時 間 内 容 食 事
11月30日(
7:30 都内集合(東京・王子駅周辺)
東北道・常磐道経由で福島県二本松市へ
12:00 地元料理の昼食
地元農家さんから地域のお話を聞きながらの昼食
昼食
13:30 幡祭り準備に参加
今回お世話になる梨木内(なしきうち)堂舎の皆さんと一緒に、幡作りなど準備の段階から参加します。
お祭り気分が自然と盛り上がります。
16:30 隠津島神社で宮司のお話
安部宮司から幡祭りや地域の歴史などお話しいただきます。
17:00 参宿所へ集合
ふんどしへ着替え、水垢離の作法や注意事項など説明を聞きます。
お神酒をいただき、神様へ感謝。
18:00 水垢離(みずごり)
ふんどし姿でまずは軽くランニング。体が温まったら水垢離開始
桶で13杯、17杯、23杯など奇数回浴びるのが通例
19:00 地元の皆さんの直会に参加
二本松の地酒をお酒を飲みながら、地元の田舎料理などを食べてお祭りを祝います。
夕食
21:00 直会終了後、農家民宿へ移動
宿のご主人との懇親会も予定しております。
12月1日(
8:30 朝食後、旧木幡第一小学校へ。 朝食
終日 木幡の幡祭り参加(女性の方は見学)
9:00  ・出立式、修祓(しゅばつ)、総大将挨拶、宮司挨拶、来賓祝辞
9:30  ・木幡音頭踊り・幡競走 堂社幡競走(先達幡、色幡、小幡競走)・餅つき、万歳三唱、堂社餅まき
10:00 出立(徒歩約1時間)
11:00 木幡山参宿所・治家公園着(昼食)
12:30 幡行列出発(徒歩約3時間)羽山神社参拝 権立⇒胎内くぐり
15:40 隠津島神社参拝 万歳三唱
昼食
16:30 片付けの後、送迎車で帰路へ。
途中二本松駅で現地集合の方をドロップ。(17:14 二本松駅発郡山行にご乗車いただく想定)
東北道または常磐道で東京方面へ。
20:30頃 都内解散(東京・上野・赤羽周辺)

※時間は目安となります。内容に関しても現地事情や進捗状況により、適宜変更をさせていただく場合がございます。

旅行代金 男性32,000円・女性27,000円(会員価格2,000円割引。2名以上のグループ参加の場合2000円/人割引、但し会員割引との併用不可。)
※現地集合は、5,000円割引となります。
料金に含まれるもの 往復交通費、宿泊代金、食事代金(朝1回、昼2回、夜1回)、懇親会費、祭参加費、レンタル衣装代、旅行傷害保険 ※個人的な費用以外は、基本的に全て含まれております。
集合場所 都内集合(東京・王子駅周辺を予定、横浜市内ピックアップも可。)
集合時間 7:30
現地集合の場合 二本松駅11:30
<鉄道>東京(09:40発)やまびこ45号→郡山乗り換え→二本松(11:29着) 約2時間
<車>東北道浦和IC又は、常磐道三郷IC→二本松IC→東和地区 約3時間
宿泊先 農家民宿(※男女別相部屋
服装・持ち物 動きやすい服装、運動靴、寝巻き、タオル、ハミガキ
最少催行人員 8名(最大受付人数:12名)
ツアー催行日の14日前までに最少催行人員に満たない場合、ツアーを中止させていただきます。
キャンセル規定 20日前以降・・代金の20%、7日前以降・・代金の30%、前日以降・・代金の40%、無連絡不参加・・代金の100%
受付締切 催行日の10日前 ※定員になり次第締め切らせて頂く場合もございます。
ご注意事項 幡祭りへの参加は、男性のみとなります。女性は、水垢離、幡行列の見学となりますのでご了承下さい。
あうたび会員について 現在会員制度の準備中のため、過去にあうたびにご参加をいただいた方を会員とさせていただいております。
特に登録や年会費等は不要です。

【旅行企画・実施】
あうたび合同会社(東京都知事登録旅行業第2−7472)
東京都北区赤羽1-59-8ヒノデビル4F
電話:03-6356-4461
担当:唐沢・齋藤マサ
メール:info@autabi.com

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