90歳を過ぎたばあちゃんが、こんな冬は生まれて初めてと驚くほどの暖冬。ツアーを開催できるか心配でしたが、地元の方の協力と参加者の皆さんの雪乞い効果で無事にツアーを開催することができました。
越後湯沢から路線バスを乗り継ぎ、最初に訪れたのは津南町の苗場酒造。杜氏の内山さんから蔵の中を案内していただきました。
奥へ進むと蔵人が何やら作業の真っ最中。お酒の品評会へ出す大吟醸の火入れ作業をされていました。
一定の温度までお酒を温め(火入れ)、すぐに氷水で冷やします。このお酒は、出品用なのでもちろん試飲はできませんでした(涙)
酒造りの工程に沿って蔵の中を丁寧にご案内をいただきました。
途中、無理を言ってテレビでよく見るアレ(櫂入れ)をやらせてもらいました。通常は、お酒を仕込んだ直後は頻繁に櫂入れを行うそうですが、熟成が進むにつれてあまりやらないそうです。(無理を言ってスミマセン。。)
蔵見学した後は、お待ちかねのランチタイム!昔の蔵人たちの宿舎を改装した素敵なお部屋で苗場山を味わいながらの昼食です。乾杯〜!色々ありすぎてどれから飲もうか悩みます。
美味しいお酒を堪能した後、杜氏の内山さん、部長の福嶋さんを囲んで記念撮影。
続いて、津南町で人気のスイーツ屋さん「ママのおやつ」へ立ち寄り。苗場酒造の新商品「猫場山(ニャエバサン)」がスイーツにも合うということで試して見ることに。美味いニャ〜!
店主の早河さんが作るスイーツはどれも絶品!津南へ行ったら寄ってみてね!
早河さんを囲んで記念撮影。
続いて津南町の歴史や地形、縄文文化について学べる「なじょもん」へ立ち寄り。学芸員の佐藤さんにご案内をいただきました。
やっぱり集合写真。
酒蔵見学、絶品スイーツ、津南の歴史について学んだ後は、三箇地区にて豪雪体験!?記録的な小雪で雪遊びができるのか不安でしたが、都会人から見れば十分な雪!雪!雪!でした。
大人になっても雪遊びはやっぱり楽しい!雪合戦にソリ、雪だるまを作って楽しみました。
雪遊びをしながら、夜のライトアップの準備。紙コップに水を入れてロウソクを浮かべ、どうなるのか楽しみです。
これが夜になるとどうなるでしょうか〜。
夜は、地元の皆さんを交えた懇親会。たくさんの方にご参加をいただき賑やかな会になりました。
昨年のあうたびでお世話になった、秋山郷でかたくりの宿を営む渡邊さんと石田さんも駆けつけてくれました。
すべて地元の食材を使って、手作りしていただいた料理の数々。
米どころならではの郷土食「けんさん焼き」(みそ焼きおにぎり)
すっかり暗くなったので、外の様子を見に行ってみると・・。素晴らしい!!!雪の上にロウソクの火が灯り幻想的な光景が!
雪の上にお酒の瓶を並べて撮影タイム。
津南町三箇地区のみなさん、大変お世話になりました。お約束の集合写真で中締めです。
宿の送迎車が到着したので、別れを惜しみながら宿泊先へ。お世話になったのは、日本秘湯を守る会のしなの荘さん。温泉に入ってから宿のご主人を交え2次会?3次会?スタート(脱落者が出たので、人数は減っております)。
本日は、朝早くから大変お疲れさまでした。お休みなさい(-o-)
2日目は朝食の後、スノーシューを履いて雪散歩。昨年に引き続き、地元NPOのTAP代表の江村さんにご案内を頂きました。
ジオパークガイドの方から、動物の足跡や糞、木の実や植物などについて教えていただきながら歩く雪散歩。ただの雪山なのに新しい発見がたくさんあってとても新鮮でした。
一時間ほどの散策を終えて、目的地川の展望台へ。津南町が一望できる絶景スポットです。雪景色を眺めながらコーヒーやお酒を楽しみました。
スノーシューで歩くと普段使わない筋肉を使い意外と堪えました。
雪散歩を終え十日町雪まつり会場へ向かう途中、十日町名物「へぎそば」を食べたことがない!という声があったので、急遽お蕎麦へ立ち寄り。布海苔が練り込んである独特の触感の絶品名物です。この日は、行列必至の人気店由屋さんへ入りました。
へぎそばを堪能して、旅の締めくくり十日町雪まつり会場へ。こちらも雪不足のため、会場を縮小して行われていました。妻有ビールを立ち上げた醸造家の高木千歩さんとジビエ猟師で民宿経営の高橋美佐子さんを訪問。
地元で活躍するお二人のお話しを聞き、新作ビールとイノシシの串焼きを堪能しました。
5月のツアーで蔵の方へお邪魔する松乃井酒造場のフーミンこと古澤布美子さんも駆けつけてくれました!地元で親しまれている松乃井と着物を楽しむ十日町ツアーはこちら。
という訳で、雪国の温かい人達に触れ、素敵な出会いがたくさんあり旅は無事に終了しました。ご参加をいただいた皆様、ご協力いただいた関係者の皆様、津南町の地元の皆様、本当にありがとうございました。
記録的な暖冬でここまで雪の無い雪国は、後にも先にも見ることができないかも知れないので貴重な体験となりました!
あうたび 唐沢