《福島と山形で酒造りに奮闘する蔵元杜氏と、浪江町の未来へ乾杯!》
東日本大震災から13年となるの3月11日。浪江町で被災した鈴木酒造店の鈴木大介さんをホストに迎え浪江町の今を見て聞いて感じていただきます。今年も、大介さんの活動に賛同した2名のアーティストもスペシャルゲストとして参加します。
大介さんから震災当時の様子を聞きながら、浪江町の復興の現状、2021年に再開した酒蔵「鈴木酒造店浪江蔵」を見学。震災が発生した時刻には、請戸漁港から被災者へ黙祷を捧げます。 夜は、鈴木酒造店の酒で皆様と「未来への乾杯」を行います。苦難を乗り越え、未来へ向かって進んでいる浪江町を感じてみませんか。
今回のツアーでは、令和6年能登半島地震により被害を受けられた被災地を支援するため、売上の一部を寄付いたします。
<企画協力:一般社団法人やまがたアルカディア観光局>
福島県浪江町
鈴木酒造店の故郷、福島県浪江町は海・山・川に囲まれた自然豊かな町。東日本大震災以降、ようやく町の一部の避難指示が解除され、「町のこし」を合言葉に一歩ずつ歩みを進めています。
《旅行代金》45,000円〜60,000円
詳しくはページ下部の【ツアー詳細】をご覧ください。
【メインホスト】鈴木酒造店 代表取締役 鈴木大介さん
鈴木酒造店の長男として生まれた大介さん。鈴木酒造店は、福島県浪江町の沿岸部にある請戸(うけど)地区にて江戸天保年間に創業した酒蔵です。「日本一海に近い蔵元」として、請戸の漁師たちをはじめ、地域の人々の暮らしに欠かせない祝い酒として愛されてきた代表銘柄「磐城壽」を醸していました。
しかし、2011年の東日本大震災の大津波ですべてを流失。続く原発事故のため浪江町から避難を余儀なくされます。浪江の酒「磐城壽」を復活させてほしいという故郷の方の声を受け、同年12月より山形県長井市の「東洋酒造」という酒蔵を引き継ぐ形で「鈴木酒造店長井蔵」として酒造りを再開。蔵と一緒に、長井の地酒「一生幸福」の銘柄も引き継いぎました。震災から10年となった2021年3月1日、「道の駅なみえ」内に、酒造施設を構え地元浪江での酒造りを再開しました。
現在は、浪江町の農業の支えにもなるような酒造りをしていきたいと、浪江の米と水を使った酒造りも開始。酒かすを肥料として再利用する米作りにも取り組んでいます。
【1日目】道の駅なみえ
震災と原発事故により6年間人口がゼロとなった福島県浪江町。まちの再生・復興・創生に向けた交流・情報の発信拠点として、2020年8月に道の駅なみえが開所。「五感と成長」をテーマに、浪江を感じることができ、日々変わりゆく町の変化に合わせて成長し続ける道の駅を目指しています。
また、館内のバー&ショップ「SakeKuraゆい」では、ワンコインで日本酒の飲み比べができるほか、日本酒を使用したソフトクリームや、お酒に合うランチや軽食も楽しめます。
浪江町営 大平山霊園
震災から6年後の2017年3月11日、犠牲になられた方の鎮魂と街の復興、後世への震災の訓戒のために、町営大平山霊園に浪江町東日本大震災慰霊碑が建立されました。
震災遺構 浪江町立請戸小学校
震災当時通っていた児童93名(うち1年生11名は帰宅していた)は、教職員の迅速な判断と児童の協力により、全員が無事避難することができた奇跡の学校として知られています。
地域のシンボルである請戸小学校を震災遺構として整備・保存し、防災について考えるきっかけとして、また、後世へ伝承していくための施設として、2021年10月から一般公開されています。
請戸漁港 鈴木酒造店跡
避難所では「故郷(浪江)の酒をもう一度つくって欲しい。」という声を何度もかけられ、もう一度みんなに飲んでもらいたいという気持ちから、あきらめかけていた酒造りへの思いが少しずつ沸きあがってきました。大介さんが当時の写真などを使って説明してくれます。
震災発生時刻の14時46分、鈴木酒造店前の請戸漁港にて黙祷。
東日本大震災 原子力災害伝承館
世界初の甚大な複合災害の記録や教訓とそこから着実に復興する過程を収集・保存・研究し、風化させず後世に継承・発信し世界と共有することは、被災を経験した人々の共通の想いです。「東日本大震災・原子力災害伝承館」では、特に福島だけが経験した原子力災害をしっかり伝えることを目的としています。
鈴木酒造店 浪江蔵
2021年3月20日にグランドオープンした「道の駅なみえ」の「なみえの技・なりわい館」に、新しい酒蔵を構え、館内からは酒造りの工程を見学することができます。
夜の懇親会
夜は、鈴木酒造店の酒で参加者の皆様と「未来への乾杯」を行います。
地元の皆さんも懇親会に参加します。大介さんのお酒を飲みながら、浪江町で頑張る皆さんと交流します。
鈴木酒造店の「海の男酒」を堪能していただきます。
山口洋×伊東和哉xChano Special LIVE
東日本大震災後で長井市に避難した人、支援者、協力者などの親睦会「きびたき長井甦るの会」に、賛同アーティストとして参加いただいております山口洋さん、伊東和哉さん、ChanoさんのLIVEも実施いたします。
山口洋/HEATWAVE
1979年、福岡にて「HEATWAVE」 を結成。ヴォーカル、ギター、ほぼ全曲の作詞・作曲を担当。アルバム14枚、ミニアルバム3枚、ベスト盤1タイトル、セルフカヴァーアルバム1タイトル、BOXセット3タイトル、ライヴ盤7枚を発表。 1995年発表のアルバム『1995』には阪神・淡路大震災後に作られた「満月の夕」が収録され、多くのミュージシャン、幅広い世代に現在も歌い継がれている。
東日本大震災以降、福島県相馬市を支援するプロジェクト MY LIFE IS MY MESSAGEを立ち上げ、現在も活動を継続中。令和6年能登半島地震への支援活動も行なっている。
伊東和哉
福島県出身のシンガーソングライター。「メッセージ性」を重視したストレートな楽曲と、「楽しさ」をテーマにしたアダルトな魅力を満載の楽曲が共存する。全国各地で躍動感のあるライブを精力的に行っている。
同郷の鈴木酒造店との縁が山形県長井市で繋がり「甦る」という楽曲を制作。鈴木酒造店長井蔵が醸す、日本酒「甦る」に込められた想いを汲み取り、そこに自分の経験を重ね、全ての想いを込めて完成させた一曲。震災から10年目となった2021年、ついに音源化しリリースとなる。
Chano(チャノ)
福島県郡山市出身いわき市在住。
アコースティックギターとピアノを弾いて唄うシンガーソングライター。
17歳よりライブ活動を始め、東京での活動やフランス留学を経て、2013年夏より福島に拠点を置き活動中。
柔らかなフィンガーピッキングによるギターと芯のある叙情的なピアノが生み出す、透明感のあるソウルフルな歌声が注目を集め、県内外の各種イベントにも多数出演中。
福島の景色や誰かの物語、風化させたくないもの、日々のことを唄に変えて、一年を通して全国ツアーを行っている。
【2日目】請戸地方卸売市場見学
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた請戸漁港では、2020年4月、震災から9年ぶりに競りが再開しました。震災以来、港の再建、漁の再開を待ち続け、努力を重ねてきた漁業関係者の方から、浪江の漁業への想いを直接伺います。再建された相馬双葉漁業協同組合請戸地方卸売市場を見学します。(当日は、休業となります)
浪江周辺では、ヒラメやカレイ、シラス、ホッキ貝など多彩な魚類が水揚げされます。「常磐もの」と呼ばれ、築地の漁業関係者の99%が美味しいと認めた品質。暖流と寒流がぶつかり合う宝の海が常磐ものを育んでいます。
柴栄水産 柴 強さん
震災から9年後の2020年2月に請戸漁港にて事業の再建を果たした柴栄水産。鈴木大介さんらとタッグを組み地魚とお酒のセット販売などに取り組んでいます。新鮮な魚介類のお買い物もできます。
新鮮でリーズナブルな魚たちを思わず爆買いしている参加者も多数。
【ツアーのスケジュール】
3月11日(月)
時 間 | 内 容 | 食 事 |
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《福島駅集合プラン》 9:50 JR福島駅集合 <推奨交通機関> 東京・上野・大宮(7:30〜8:30)⇒新幹線⇒福島(08:40〜09:50) 鈴木酒造店の鈴木大介さん他、山形の皆さんと合流して浪江へ 車中では、浪江から避難した際のお話を伺います。 《浪江駅集合プラン》 11:20 JR浪江駅集合 <推奨交通機関> 東京(7:50発)→JR特急ひたち3号→浪江(11:14着) | ||
11:30 | 道の駅なみえ 2021年3月11日にグランドオープンした道の駅なみえへ 施設のご案内、昼食(各自)など | |
12:40 | 浪江町営 大平山霊園 東日本大震災慰霊碑を訪れます。 | |
13:10 | 震災遺構 浪江町立請戸小学校 地域のシンボルである請戸小学校を震災遺構として整備・保存し、防災について考えるきっかけとして2021年10月から一般公開されています。 | |
14:20 | 鈴木酒造店跡 14時46分(震災発生時刻)鈴木酒造店前「請戸漁港」にて黙祷 | |
15:10 | 東日本大震災・原子力災害伝承館 入場見学 世界初の甚大な複合災害を後世に伝えるために設立された施設です。 | |
16:10 | 鈴木酒造店 浪江蔵 道の駅なみえ「なみえの技・なりわい館」に2021年に新設された鈴木酒造店を見学 | |
17:00 | やすらぎの宿 双葉の杜(チェックイン・休憩) | |
18:30 | 懇親会 鈴木酒造店の酒で参加者の皆様と「未来への乾杯」を行います。 山口洋×伊東和哉xChano Special LIVE 大介さんの想いに賛同したアーティストの山口洋さん、伊東和哉さん、ChanoさんのLIVEも実施いたします。 | 夕食 |
21:00 | 懇親会終了 |
3月12日(火)
08:30 | 朝食後、請戸漁港に向かいます。 | 朝食 |
09:00 | 請戸地方卸売市場見学にて漁業関係者の方との懇親会 震災・原発事故の発生時から現在までの歩み、これからの浪江の漁業への想いを伺います。 | |
10:30 | 柴栄水産(試食&お買い物) 柴栄水産は、震災により工場・事務所・店舗が流失全壊。地元での再建の思い入れを強くもち、2020年4月より請戸にて事業の再開を果たしました。 捌きたてのお魚を試食させていただきます。 | |
11:30 | 福島いこいの村にてランチ 請戸の魚など地元の食材を活かした料理をお楽しみいただきます。 | 昼食 |
12:45 | 《浪江駅解散プラン》 <推奨交通機関> 浪江(14:27発)→JR常磐線→いわき(15:29着/16:18発)JR特急ひたち22号→東京(18:43着) | |
16:00 | バスで福島駅へ 《福島駅解散プラン》 <推奨交通機関> 福島(16:23発)→JR新幹線やまびこ216号→東京(18:16着) |
3月10日(日)
「長井」のまち歩き
長井を知り尽くすガイド「黒獅子の里案内人」の案内で長井のまち歩き。浪江から避難をしてきた鈴木酒造店が酒造りを再開した山形県長井市。長井のまち歩きを行い、「2024 純米吟醸甦る 能登半島地震復興支援試飲会」の会場となる中央会館まで歩きます。鈴木酒造店長井蔵前では、鈴木大介さんから蔵の概要をお話いただきます。
水が豊かに流れる長井という街を感じながらお楽しみください。
2024 純米吟醸甦る 能登半島地震復興支援試飲会
復活の酒「甦る」
福島県内から長井に避難した方々が地元NPOの支援を受け「福幸ファーム」を立ち上げ、幻の米と呼ばれる「さわのはな」を栽培。鈴木酒造店が醸造を依頼され、東洋酒造時代にあった銘柄「甦る」を復活。毎年3月11日に、幻の米「さわのはな」で醸した「甦る」を発売しています。
今年の純米吟醸酒「甦る」の販売について
例年3月11日に販売を開始していたものを前倒して販売されており、2024年1月1日に発生した能登半島地震の支援のため、売上の一部を石川県輪島市・珠洲市の2自治体への寄付に充てられることとなっております。
-山口洋×伊東和哉×Chano LIVE-
「2024 純米吟醸甦る 能登半島地震復興支援試飲会」の中で、賛同アーティストとしてゲスト参加いただいております。山口洋さん、伊東和哉さん、ChanoさんのLIVEも実施いたします。
会場となる中央会館の大漁旗を前にした3人の渾身のステージは必聴です。
スナック夜汽車
長井の夜のディープスポット夜汽車。甦るの会が終了したら希望者のみで夜汽車へ向かいます。(参加は任意で別途ご精算となります。)
14:00 | 山形鉄道フラワー長井線「長井駅」集合 | |
14:10 | 長井に到着したら、長井を知り尽くすガイド「黒獅子の里案内人」の案内で、長井のまち歩き。 途中、鈴木酒造店長井蔵にも立ち寄ります。 | |
16:00 | 2024 純米吟醸甦る 能登半島地震復興支援試飲会 毎年3.11にリリースされる純米吟醸酒「甦る」というお酒のお披露目。今年の甦るを飲みながら地域の方々と交流します。 ※今回は令和6年能登半島地震の被災地に売り上げの一部を寄付する為、発売日を前倒しし、すでに出荷しております。 山口洋×伊東和哉LIVE 会場の中央会館の大漁旗を前にアーティストの山口洋さん、伊東和哉さんのLIVEも実施いたします。 | 夕食 |
19:00 | 純米吟醸甦るの会終了 終了後、地元の「スナック夜汽車」にて2次会を予定しています。 (参加は任意で別途、実費/現金精算となります。) |
<価格改定のお知らせ 2/14>
本ツアーは、東日本大震災の津波で酒蔵が全て流出する被害にあった鈴木酒造店 鈴木大介社長のふるさと復興への想いに賛同し毎年開催しております。震災から13年が経ちますが、まだまだ復興半ばの福島県浪江町をもっと多くの人に知ってもらい、実際に訪れてもらいたい。と多くの皆さんのご厚意によりツアー代金を値下することと致しました。
このツアーはもともと営利目的ではなく、関係者及びご賛同いただいたミュージシャンの方も全員ボランティアで開催しております。既にお申し込みの方にも、新しい価格を適用させていただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。 あうたび 代表 唐沢
【ツアー詳細】
旅行期間 | Aプラン:2024年3月11日(月)~3月12日(火) 1泊2日 Bプラン:2024年3月10日(日)~3月12日(火) 2泊3日 |
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旅行代金 | Aプラン: 45,000円 Bプラン: 60,000円 |
含まれるもの | A:宿泊1泊、食事(朝1回、昼1回、夜1回)、移動バス、見学受入、懇親会(飲み物含む)、旅行傷害保険 B:宿泊2泊、食事(朝2回、昼1回、夜2回)、「2024 純米吟醸甦る 能登半島地震復興支援試飲会」参加費、移動バス、見学受入、懇親会(飲み物含む)、旅行傷害保険 |
宿泊先 | 3月11日 : やすらぎの宿 双葉の杜 前泊プラン: 割烹旅館とらや/山形県長井市 |
最少催行人員 | 10名(最大受付人数:30名) 催行日の14日前までに最少催行人員に満たない場合、ツアーを中止させていただく場合がございます。 |
キャンセル規定 | 旅行開始日の20日前~8日前・・代金の20%、7日前以降・・代金の30%、前日以降・・代金の40%、当日・・代金の50%、ツアー開始後または無連絡不参加・・代金の100% |
必ずご確認ください | 標準旅行業約款|旅行条件書を必ずご確認ください。 |
受付締切 | 3月4日(月) |