《脱サラから醸造家へ転身!石見式醸造法の先駆者の現場を見に行こう!》
人生は、人との出会いで大きく動くことがある。石見式と呼ばれる画期的なビールの醸造法との出会いがなければ、別の人生を歩んでいたに違いない。大手企業のサラリーマンからベンチャー企業を経て、飲食店経営から醸造家に転身した起業家に会いに行きます。
全国に広がる石見式醸造法は、ステンレスタンクの代わりにチェストフリーザーを用いるなど特殊な醸造方法。その醸造法を自らも導入し、研修生を受け入れるなど北海道から広めている起業家を訪ねます。
【こんな方におすすめです】
・クラフトビールの醸造に興味のある方
・ビアレストラン運営に興味のある方
・脱サラや起業に興味のある方
・地域で活躍する人と話してみたい方
・ビールが大好きな方
クラフトビール事業への参入をお考えの方へ
これからクラフトビール会社を立ち上げたい。醸造を仕事にしたいと考えている方で、より専門的な話をご希望される場合は、お申込の際にその旨をお知らせください。
《北海道札幌市の澄川麦酒へのアクセス》
住所:北海道札幌市豊平区西岡4条9丁目1-46
<参考ルート>
新千歳空港から・・リムジンバスと市バスで約80分(リムジンバス・真駒内方面「西岡3条9丁目」 下車、徒歩3分)
札幌市内から・・地下鉄と市バスで約40分
この企画は、1名様からお申し込みいただけます。(最大3名様となりますので、他のお客様と一緒に体験いただく場合がございます。)ご希望の日程をお知らせいただき、現地確認後に受入の可否について、ご返信をさせていただきます。現地の都合により予約ができない場合もございますので予めご了承ください。
澄川麦酒のコンセプト
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/350259206_548123384201930_8444482133266469279_n-800x533.jpg)
澄川麦酒ではどのようなビール造りをコンセプトとしているのか。麦芽をしっかり使ったフルボディのビール、副材料を贅沢に使ったビールなど、大手メーカーには造りづらい、小規模醸造所ならでは強みを活かしたビールを造りたいと思っています。
たとえば、澄川麦酒のひとつの特徴と言えるのですが、道産素材を用いたビールに積極的にチャレンジしてきました。北海道の農家さまや珈琲焙煎士さまなどとのコラボビールは、私たちも作っていてワクワクします。
長く商売をやっていれば、「売れるビール」はある程度目処がつきますが、そうではなく、「自分たちが造りたいビール」「お客さまに紹介したいスタイルのビール」をしっかり造っていきたい、そんな思いで日々ビールと向き合っています。
<会いに行く人>
澄川麦酒株式会社 代表取締役 齋藤 泰洋さん
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/350367416_998671011488648_3163508536981745711_n-800x533.jpg)
1966年奈良県で生まれ、二十歳まで奈良で過ごす。卒業後、大手電機メーカーに就職し順調にサラリーマン人生をスタート。30歳になった頃「日本中にインターネットを普及させてやる!」とまだ世の中にインターネットという言葉が浸透していないころITベンチャーへ転職。会社が成長していく過程で自分の仕事に疑問を抱き独立を決意。
しかし、退職直後にリーマンショックの煽りを受けて、まったく別の業界へ進むことになる。ドイツビールの卸販売・通信販売を経て、札幌で飲食店を立ち上げる。ある人との出会いをきっかけにクラフトビール醸造家の道へ。現在、札幌で飲食店2店舗とクラフトビール会社の経営を行なっている。
ドイツビールとの出会い
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/sugisei1.png)
二十世紀最後の皆既日食を見に行こう!友達に誘われて、ドイツのミュンヘンへ。天体観測が目的の旅で飲んだドイツのビール。こんな美味いビールが世の中にあるの!?とバナナのような香りがするヴァイツェンの味に衝撃を受る。それからビールにハマり、ドイツだけで13回、その他イギリス、チェコ、ベルギーなどビールが有名なあらゆる国を旅した。
人生の転機
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/sugisei1-1.png)
ITベンチャーで働いていた40歳の頃、仕事のポジションが現場から管理職へと変わり、違和感を感じ始めていた。もともと現場に出るのが好きだったこともあり、ストレスから体調を崩すことになる。独立してもある程度稼げる目処は立っていたので、42歳(2008年)の春、思い切って退職。
ところが、すぐにリーマンショックが起こり、当てにしていた仕事がなくなってしまった。幸い失業保険をもらっていたので、しばらく次の人生を模索する日々。趣味のダイビングを楽しんだり自由な時間を過ごしていた。(人生でこんな時間も大切ですよね。と振り返る)
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/sugisei1-2.png)
同じ頃、東京の友達がドイツビールを輸入する会社を立ち上げ、札幌方面の営業を手伝うことになる。2009年「輸入酒ひらら」を起業。飲食店向けに卸販売をしていたが、薄利だったので直接エンドユーザーへの販売にも挑戦。当時のAmazonでは、ほとんど酒の販売をしている会社がなかったため大ヒット。順調に思えたが、すぐに大手に模倣をされ一年ほどであまり注文が来なくなった。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/350223090_950541732952420_2781236350997117201_n-800x533.jpg)
それならばと、いつかやりたいと思っていた飲食店事業への参入を決める。準備期間を経て、45歳(2011年)の秋に「ばぁる・ひらら」をオープン。ドイツビールが飲める店として繁盛していった。
日本のクラフトビールとの出会い
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/sugisei1-4.png)
ある日、東北に桜を見に行こうと友達から誘われ岩手県の盛岡市へ。地元に美味しいビールがあるからと醸造所の見学に連れて行かれ、そこで飲んだビールが本場ドイツの味に似ていてとても美味しかった。すぐに仕入れ交渉を行い、札幌の店で提供することに。その他、大阪の会社が醸造するクラフトビールも取り扱い、国内のクラフトビールに興味を持ち始めた。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/350364222_262874722893073_6800202608243012507_n-800x533.jpg)
しばらくすると国内でもクラフトビールがブームとなってきて、仕入れたいビールが手に入りにくい状況になっていた。だったら自分で醸造しようという気持ちもあったが、当時安くても数千万円からと投資金額も大きくほとんど諦めていた。
石見麦酒 山口氏との出会い
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_9729-800x533.jpeg)
2017年6月、島根県松江市のビールイベントで石見麦酒という会社のビールを初めて飲んだ。これは美味い!とその場に居た山口工場長に醸造所の見学と仕入れの相談をもちかけた。ばぁる・ひららでは、美味しいと思ったビールをただ仕入れるのではなく、必ず醸造所を見せてもらって作り手の思いを聞いてから提供している。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_3585-800x533.jpeg)
山口氏から快諾をもらい、お盆夏休みを利用して再び島根へ。江津市にある醸造施設を訪ねると衝撃の光景を目にした。今までに見てきたビール会社とは明らかに異なる醸造スタイル。この方法は、いくらで始められますか?と思わず聞いた。「本当ですか!?その金額で始められるなら、自分も是非やりたいです。」と弟子入りを即決した。
クラフトビール醸造開始
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/350329491_102948306156294_8734419566131697257_n-800x533.jpg)
2017年9月新会社を立ち上げ、江津市での研修を受けながら準備に奔走。年明けの3月には醸造免許の交付を受け4月から醸造を開始。自家醸造のビールを自分のお店で提供するスタイルで地元のビールが飲める店として評判になる。製造量も増え2019年の冬、工場拡大のため税務署に移転届を出し年明けに新しい工場となった。この時、瓶ビールの製造設備も兼ね備え、さあ!行くぞと思った矢先にコロナ禍へ突入。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/S__20193285_1080x-800x600.webp)
店は、休業を余儀なくされましたが、瓶ビールをはじめていたことで家飲み需要を取り込み、何とかビールの販売を続けることができました。瓶ビールをやっていなかったら、今頃会社がどうなっていたかと当時を振り返る。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/05/350347298_271500668780967_3076128104772606907_n-800x533.jpg)
現在、醸造をスタートして6年。徐々にファンを拡大し、製造量も限界に近づいてきたので工場拡大など次のステップへ準備を進めているそうです。「まだまだ、知名度の無さには定評があります。」と笑いながらお話をしていただきました。
【スケジュール】
時 間 | 内 容 | 食 事 |
---|---|---|
13:00 | 澄川麦酒・西岡工場前集合 | |
13:10 | はじめに ・自己紹介 ・今回の旅で知りたいこと、目的など ・醸造所見学 ・石見式の説明 ・醸造体験(当日の作業により内容は異なります) | |
16:30 | 澄川麦酒の直営店へ移動 | |
17:00 | まずは齋藤さんと乾杯! 「ビアパブ・ひらら」では、石見式で醸造した自慢のビールを飲み比べ。コンセプトやレシピなど詳しいお話を聞くこともできます。 お酒が入ると色々な話が飛び出し、会話もはずみます。遠慮なく何でも聞いてみてください。 ※飲み放題とおつまみ(1,000円相当)が含まれております。追加分に関しては、現地にてご精算ください。 | |
19:00 | 終了 |
【ツアー詳細】
受入期間 | 通年(毎週金・土曜日) |
---|---|
参加費 | 24,000円(税込み) |
含まれるもの | ビール醸造体験、施設使用料、オリジナルラベルのお土産ビール6缶※(350ml)、懇親会費(ビール飲み放題、おつまみ)※事前にデータでラベルのデザインをいただく必要があります。 |
集合場所・時間 | 澄川麦酒・西岡工場前 13:00 |
最少催行人員 | 1名(最大3名まで) |
服装・持ち物 | 醸造施設内は高温になることがあるため、調整できる服装 |
キャンセル規定 | 30日前以降・・代金の20%、10日前以降・・代金の50%、当日または無連絡不参加・・代金の100% |
受付締切 | 参加希望日の14日前 |
お支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード(VISA、MASTER) ※詳細は、お申し込み後にメールにてご案内致します。 |
ご注意事項 | 醸造体験の内容は、当日の作業により異なるため軽作業となる場合もございます。 |
クラフトビール醸造体験
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/09/376390433_138540192664654_4259416965173770616_n-800x600.jpg)
今回体験できる内容は、その日の作業内容により異なりますのでご了承ください。
また、澄川麦酒では、石見式でクラフトビール事業へ参入を目指す方への研修も行っています(有償)。 詳しくは、直接お問い合わせください。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_3556-1.jpeg)
澄川麦酒では、缶ビールの販売もスタート。ビール充填機もタイミングが合えば、体験することもできます。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_3410-800x600.jpeg)
事前にデータをお預かりして、オリジナルラベルのビールをお持ち帰りいただくことも可能です。(サイズ80mmx80mm以内で印刷はカラーも可)特にご希望が無い場合は、通常ラベルとなりますのでご了承ください。
ビアパブ・ひらら
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2024/05/d07fb5cb17bdb69e58fa92c170e23d5c.png)
澄川麦酒の直営店ですので、澄川のビールはもちろんどこにも負けないラインナップでご提供いたします。ビールに合うフードメニューとともにお楽しみください。
![](https://autabi.com/wp-content/uploads/2024/05/057df2fe96f3b52f89bf92575893192a.png)
地元の方々に気軽に立ち寄っていただける酒場です。次のバスが来るまで1杯だけ飲んでいく方もいれば、椅子に座ってゆっくりおしゃべりをしながら長居される方も。地下鉄・澄川駅や新千歳空港の連絡バス停留所が至近のため、遠方からのお客さまも数多くいらっしゃいます。その日の気分に合わせて、ビールを片手に思い思いにお過ごしください。おひとりさまでふらっと来ても溶け込める雰囲気を大切にしています。
【外部リンク】
澄川麦酒 https://www.sumikawa-beer.co.jp/
【イベント企画・実施】
あうたび合同会社(東京都知事登録旅行業第2−7472)
東京都北区赤羽1-59-8ヒノデビル4F
電話:03-6356-4461
メール:info@autabi.com