《酒蔵の当主が特別に案内をするプライベート酒蔵体験》
長野県佐久穂町にある黒澤酒造の6代目当主によるプライベート酒蔵体験です。通常一般の方の蔵見学は行っておりませんが、今回特別に当主が自ら酒蔵内をご案内。敷地内にある酒の資料館見学や特別なテイスティング体験も行います。

プランは、日帰りと宿泊の2種類をご用意。宿泊プランでは、黒澤酒造が所有する古民家をリノベーションした1日1組限定の宿で、地元食材とのマリアージュもお楽しみいただきます。
6代目当主からのメッセージ
長野県佐久郡佐久穂町
佐久穂町は日本の真ん中辺にある長野県の東側、千曲川をはさんで左右に羽を広げたような形です。西に望む八ヶ岳、東の茂来山はこの里を見守ります。山裾に広がる森は、深い緑の苔の森。その中にひっそりと水をたたえる白駒の池があります。白樺林、大きなトチノキ、木々と花々が季節を彩ります。森から集まる落水も、さらさら流れる山麓の町です。
黒澤酒造アクセス
JR小海線八千穂駅下車 徒歩5分
この企画は、1名様からお申し込みいただけます。ご希望の日程をお知らせいただき、現地確認後に受入の可否について、ご返信をさせていただきます。受け入れ側の予定と合わない場合、ご希望に沿えない場合もございます。
<会いに行く人>
黒澤酒造 代表取締役社長(6代目当主)黒澤孝夫さん

1974年代々続く酒蔵の長男として生まれ、地元の高校を出て醸造について学ぶため東京農業大学へ進学。卒業後は、当然家業を継ぐつもりでいました。
大学時代のある時、先生から就職先として漬物メーカーを紹介されました。ちょうどこの頃(1996年頃)、全国で地ビールがブームとなり、この会社も新規事業としてビール製造に乗り出すという話でした。

勉強のため異業種を見てみたいという思いと地ビール製造という新規事業に興味があり漬物メーカーに就職。ところが、入社直前に家業が酒造会社だということが知られ、地ビールを製造する部署へは配属をしてもらえませんでした。

それから数年ほど漬物のレシピ開発などに携わり退職。2001年黒澤酒造に6代目として入社し、同じ年に弟の洋平さんも加わり兄弟による酒造りがスタート。2002年には、孝夫さんの発案で米作りから酒の仕込みまでを体験してもらうオーナー制度「八千穂美醸会」を立ち上げました。

前職のノウハウを活かして、漬物製造免許を取得「しろうり」「みょうが」の粕漬けも発売。海外輸出用だった「くろさわ」をブラッシュアップして「黒澤シリーズ」として再リリース。特約店のみで手に入る希少なお酒として人気を博しています。

2019年には、佐久SAKE Aging研究会を発足し近隣のダムを活用したダム貯蔵を開始。2023年社長就任から10年の節目を迎えますますの活躍が期待されます。
黒澤酒造株式会社

黒澤酒造は、江戸時代末期の安政5年(1858年)初代 黒澤 利佐衛門により酒造りが始まった。明治に入ると生業を拡大し、銀行、呉服、酒、味噌醤油、薬を扱う総合的に商売を展開していく。屋号を丸登(マルト)と定め五家が日の出の勢いで発展するよう命名した。

やがて利佐衛門は、5人の息子たちに商売を分割し、長男の鷹次郎は銀行業、次男の羽三郎は呉服太物卸業、三男の嘉四蔵は酒造業、四男の陸之助は味噌醤油醸造業、五男の弥八郎は、薬品卸業を営むこととなった。長男の鷹次郎が営んでいた黒澤銀行は、現在の八十二銀行の母体となった。

酒造業は、三男の嘉四蔵が2代目当主となり、現在の孝夫で6代目となる。創業以来昔ながらの「生酛造り」に力を入れ、千曲川の軟水と長野県産の米に拘った酒造りをしている。
プライベート酒蔵見学

黒澤社長の案内によるプライベート蔵見学。蔵に入る前に靴を履き替え、ヘアーキャップを被ったらスタートです。日本酒初心者の方でもわかりやすく、日本酒造りの工程に沿って丁寧な説明を聞きながら蔵の中を巡ります。



冬場は実際に酒造りをしている様子をご覧いただけます。酒蔵内で仕込みや発酵が行われている様子を間近で見学できるかもしれません。※当日の作業状況によっては見学できる範囲が限られる場合もございます。

酒蔵の見学が終わったら、次は酒の資料館へご案内いたします。こちらでは、黒澤酒造が大切に保管する、昔の酒造りにまつわるアンティークな道具や洗練された酒器、そして民族の歴史を感じる資料がぎっしりと展示されております。

館内は宝物箱のようで、昔の風情とワクワク感が溢れています。黒澤酒造の歴史を感じながら、大人の方々に楽しんでいただける空間です。
9種類のテイスティング体験

最後の体験は、黒澤社長の説明を聞きながらお酒を飲み比べていただきます。昔ながら生酛づくりや初心者の方にも優しい軽やかなお酒まで多彩なラインナップを味わうことができます。

テイスティングのお酒は、黒澤社長おすすめの9種類となります。お車を運転される方は、お土産用にお酒をご用意しております。
参加者全員に「黒澤」のお土産付き

自社栽培を含む地元産の米を使い、全て生酛造りの黒澤シリーズ。特約店のみで購入可能な希少な黒澤(720ml)を1本お土産として持ち帰りいただきます。
【スケジュール】
時 間 | 内 容 | 食 事 |
---|---|---|
13:05 | 黒澤酒造 集合 ※東京方面から佐久平駅経由、JR小海線 八千穂駅12:55着を想定しております。他の交通機関や列車をご利用の方は、ご相談ください。 | |
13:10 | ツアースタート ・蔵元よりご挨拶 ・参加者自己紹介 ・酒造りについて(座学) | |
13:40 | 黒澤社長の案内で酒蔵と敷地内の見学 ・酒蔵内部の特別見学 (洗い場、釜場、上槽場、貯蔵蔵、精米場) ・酒の資料館 ・ギャラリーくろさわ(お土産購入可) ※通常、酒蔵内の見学は行っておりません。当日の作業により立ち入れない場所もございます。 | |
15:00 | 黒澤酒造のお酒を知る ・利き酒(9種類の飲み比べ・社長の漬物付き) ・お酒の説明 ・おすすめの飲み方など ※お車を運転される方は、お土産用にお酒をご用意しております。 | |
16:00 | 終了 |
【ツアー詳細】
受入期間 | 通年(月〜土曜日) |
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日帰プラン(税込) | 1名 8,000円/2名 7,500円/3名以上7,000円(お一人様当たり) |
含まれるもの | 酒蔵体験、9種類特別試飲、おつまみ(漬物)、施設使用、おみやげ(日本酒とお猪口) |
集合場所・時間 | 黒澤酒造前 13:05 ※東京方面から佐久平駅経由、JR小海線 八千穂駅12:55着を想定しております。他の交通機関や列車をご利用の方は、ご相談ください。 |
最少催行人員 | 1名(最大6名まで) |
服装・持ち物 | 酒造り中(冬季)は、蔵に入る際に白衣に着替えていただきます。蔵の中はかなり冷え込みますので、暖かいインナーやタイツなどの着用を推奨いたします。 |
キャンセル規定 | 30日前以降・・代金の20%、10日前以降・・代金の50%、当日または無連絡不参加・・代金の100% |
受付締切 | 参加希望日の14日前 |
お支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード(VISA、MASTER) ※詳細は、お申し込み後にメールにてご案内致します。 |
ご注意事項 | ・蔵見学の当日は、納豆やヨーグルトなどの発酵食品はお控えください。 ・ご来場の際は、過度な香水や整髪料の使用はお控えください。 ・ご提供するお酒の銘柄は、当日蔵元にお任せとなります。 ・酒造期間中(冬季)以外は、酒造りは行われておりません。 ・日本語のみの対応となります。 |
JR小海線

JR小海線は、八ヶ岳高原列車の愛称で親しまれています。黒澤酒造の最寄駅「八千穂駅」まで、佐久盆地を抜けるローカル線の旅をお楽しみください。
黒澤酒造ホームページ https://kurosawa.biz/