山形のばあちゃんと囲炉裏でお茶を飲み郷土料理を一緒に作る旅

《ばあちゃん家でのんびりおしゃべりとごはんだしのお手伝い》

「どうもおしょうしな〜。」いつも優しい置賜弁と標準語のバイリンガルで温かく迎えてくれる。この人こそが現存する最後の「ザ・ばあちゃん」かもしれない。古き良き昭和の時代からタイムスリップしてきたような、ホッとする山形のばあちゃんに会いに行きます。一緒にごはんだしをして、囲炉裏端でお茶のみのんびり過ごす旅です。

<企画協力:一般社団法人やまがたアルカディア観光局>

ごはんだしの他に、季節により色々なプチ体験ができるのでばあちゃんと要相談です。忙しい日常から離れ、たまに何を言っているのかわからない置賜弁に癒されてみてはいかがでしょうか。

(訳:おしょうしな=ありがとう。ごはんだし=食事の支度をすること。)

スケジュール旅行条件カレンダー

<体験ホスト>
農家れすとらん なごみ庵 菅野 ちゑさん

1947年山形県白鷹町生まれ。長井市に嫁ぎ、大家族と共に農業に従事する。豚舎を建てて養豚業を始め、山を購入して原木椎茸の栽培などを行った。平成になった頃、さくらんぼの栽培に挑戦し、7年後に初めての収穫を迎えました。現在は、稲作とさくらんぼを中心に農業の傍らで「農家れすとらん なごみ庵」の経営や加工品の販売などを行っている。可愛らしい笑顔がトレードマークで、子供の頃いつも笑ってた田舎のばあちゃんを思い出させる。

プラン詳細

農家れすとらん なごみ庵

一緒になごみ庵を運営している高橋さん(右)

当初、近所の婦人会で惣菜などの加工販売を行うために「すももの木」という名前で事業をスタートさせました。しかし、日々の忙しさに追われ、なかなか活動に手が回らず、次第に休眠状態に陥ってしまいました。

そんな中、ちゑさんはグリーンツーリズムという活動に出会います。これは、都市住民が農村地域で滞在し、自然や文化、人々との交流を楽しむ余暇活動のこと。「私がやりたいことはこれだ!」と思ったちゑさんは、農家レストランを立ち上げる準備を本格的に始めました。

準備を進める中で、思わぬ出会いがありました。国の農業統計調査で訪れていた高橋さんが、ちゑさんの計画を知り、「ここで一緒に働きたい」と申し出てきたのです。ちゑさんは最初、十分な給料を払えないからと断りましたが、高橋さんの熱意に負け、最終的には一緒に事業を始めることを決意しました。

こうして、平成19年(2007年)12月25日、ちゑさんが60歳の時に「なごみ庵」がついにオープンしました。開店後から「なごみ庵」は、注目を集め県内だけでなく、県外からも多くの人が訪れるようになりました。遂には、JRのポスターにも掲載されるほどの有名店となりました。

「なごみ庵」が多くの人々を魅了する理由は、ちゑさんの温かい人柄と、彼女たちが提供する料理にあります。お肉を使わない優しい田舎料理のランチが評判です。

単なるレストランではなく、ちゑさんの夢と地域の魅力が詰まった特別な場所。農業と料理を通じて、都市と農村をつなぎ、人々に癒しと喜びを提供し続けている「なごみ庵」は、まさにその名の通り、訪れる人々の心になごみを与える存在となっています。

ばあちゃん家でくつろぐ

笑顔で迎えてくれるちゑさんが「よくござったなっし(よくいらっしゃいました)」と温かく声をかけてくれます。その瞬間、思わず「ただいま」と言いたくなる気持ちになります。

まずは、自己紹介をしながら囲炉裏端でお茶をいただきます。

ほっと一息ついたところで、ちゑさんが「そろそろごはんだしすっか。」と言い、自家製の野菜や旬の食材を使って、田舎料理を一緒に作ります。まるで本当のおばあちゃんのお手伝いをしているかのような温かい時間です。

ちゑさんが嬉しそうに見せてくれるのは「ベロ干し大根」。大根をベロのように細長くカットし乾燥させた地元の保存食です。

ベロ干し大根とニシンの煮物

このベロ干し大根と身欠きにしんを一緒に炊く「ベロ干し煮」は、この地方で伝わるおふくろの味です。

作ったお料理をちゑさんとおしゃべりしながら一緒に味わいます。

心温まる食事の後には、季節ごとに様々な体験が待っています(詳細は日程表をご参照ください)。この日は、石臼の上で大豆を打って平べったくする「うち豆づくり」を体験しました。うち豆とは、山形をはじめとする雪国で作られてきた保存食です。

【スケジュール】

時 間内 容
10:00農家れすとらん なごみ庵
「よくござったなっし」ちゑさんが笑顔で出迎えてくれます。
10:15ばあちゃん家でくつろぐ
お茶を飲みながら自己紹介
本日の体験説明
ちゑさんとおしゃべりなど
11:00田舎料理作り
ちゑさんと一緒に旬の野菜や地元の食材を使った田舎料理作り。ばあちゃん家なので、軽いお手伝いの気持ちで大丈夫です。
帰りにレシピを教えてもらって、自宅で作ることもできます。
12:00田舎料理のランチ
一緒に作った料理を食べながら、ちゑさんとランチタイム。
※当日は貸切の営業ではないため他のお客様と一緒になる場合もございます。 お客様との交流もお楽しみいただきながら、お食事をお召し上がりください。
13:00季節の体験
野菜の収穫や室内での作業などを体験していただきます。季節や当日の天気により、ちゑさんと相談して決めてください。

<体験例>
春)大根干し作業、ふきのとう採り
夏)野菜収穫、ナス干し作業、畑仕事のお手伝い
冬)囲炉裏でみそ餅焼き
8月~9月 丸茄子漬け作り
6月~9月 ウコギの新梢摘み
12月~1月 うち豆作り
14:00終了解散

※時間は目安となります。内容に関しても現地事情や進捗状況により、適宜変更をさせていただく場合がございます。

【旅行条件】

開催日時通年10:00〜
料金5,500円
含まれるもの昼食代、調理体験料、季節の体験料、施設使用料、旅行傷害保険
集合場所農家れすとらん なごみ庵
山形県長井市成田1445(Googleマップ
アクセス山形鉄道フラワー長井線 あやめ公園駅より徒歩20分
最少催行人数1名(最大6名まで)
服装について特にございません。
持ち物特にございません。
キャンセル規定 14日前以降・・代金の20%、10日前以降・・代金の50%、当日または無連絡不参加・・代金の100%
受付締切参加希望日の7日前
お支払い方法銀行振込、クレジットカード(VISA、MASTER)
※詳細は、お申し込み後にメールにてご案内致します。
その他のご案内・当日は貸切営業ではないため、他のお客様と一緒になる場合もあります
・調理体験以外の体験は、季節や天候によりことなるため現地でのご相談となります。

【開催日カレンダー】

2025年4月
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2025年5月

※4名様以上でご参加の場合は、お手数ですが同行者のお名前をメッセージ欄にご記入ください。

※本予約は、一旦リクエストとなり空席を確認後、受け入れの可否についてご連絡をさせていただきます。

旅の情報

山形県長井市
「山の港町」と呼ばれる山形県長井市。長井市はかつて最上川舟運の港町として栄えました。最上川西岸の街道に沿って商家群などが点在する長井の町場景観は、国の重要文化的景観として選定されました。長井の豊かな水と盆地特有の気候が、ぶどうやさくらんぼ、すいかなどのおいしいフルーツをはじめとする農産物を育み、多くの米沢牛の「チャンピオン牛」を輩出する理由のひとつともなっています。

ライター西村愛さんの体験ブログ

西村 愛
トラベルライターとして大手航空会社 飲料メーカーなどの公式ライターを務め、各地の取材旅行などで全国47都道府県を踏破。さらには世界を飛び回る。

「山形・長井市 山形郷土料理を学ぶ旅」

https://love.exblog.jp/242084176/

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